川崎2-3ガンバ (王の帰還)

いい天気、穏やかな風。満員の観衆、出遅れて緩衝帯を挟んだアウェイの隣の1F、昼間からのビール。すべての要素が整ったこの日。

市長の挨拶は後援会長としての挨拶に改善されていた。スタジアム周辺やバックスタンド・ゴール裏の工事のことには触れず。

前半は今季最高の出来。ガンバに何もさせず、川崎は左サイドを中心に攻め立ててチャンスの山を作り、若者が躍動する。3点目がなかなか決まらないけど、大久保のオーバーヘッド、エウシーニョの豪快なカットからの1対1と、いくらでも得点できそうな空気が場内を満たす。

後半も立ち上がりから攻め立ててバー、ポスト直撃。ガンバもポジション変えてきたりしたけど、楽勝ムードだった。ガンバのゴール裏も「おまえらプロだろー!」と叫ぶしかない状況。←これはたぶん関西弁で叫んだ言葉だと思うが、心の叫びとしてネイティブに理解したので関東弁で記述しました。

その後、あっという間に同点になり防戦一方の状態が続き、そして当然のように逆転されたあとのことはまぁ、思い出す気もしないね。ひどい目にあったよ。

誰も見てないセカンドステージ順位は3位。地味に神戸に上を行かれました。その上、裏プログラムでは浦和が引き分けるっていうね。勝ってたら史上最高位だったんじゃん。でも勝ち点72は立派です。普通なら優勝してる数字。今季に関しては浦和が強すぎました。実際に等々力での対戦を見ても別格の強さでした。

川崎に関しては…無冠の帝王・シルバーの王が、マンオジして定位置に戻って来た。まさに王の帰還だ!! と思ったことであった。

これで史上最後のCSは1回戦から。相手は鹿島ですから、負ける可能性も結構高い。今季の鹿島戦はこれまで1勝1分。場所は等々力だし、勝つと思いたい。勝ってほしい。でもこれ決勝に進めば等々力で平日に浦和と対戦ということだよね。

あまりの出来事に天皇杯のチケットも買い損ねたよ。今日になってコンビニを巡って買ったけど、少なくともセブンチケット、ぴあは川崎側は売り切れだった。ローソンチケットで残りわずかの状態に滑り込んだけど、夜の試合だから子供のぶんは買わなかった…わざわざ夜にやることないだろうに。寒そうだし。

そして来季の監督が鬼木、大久保が東京移籍というニュースが。大久保は移籍市場で一番の人気者でしたが、近場に決めたのかなぁ。正式発表が出るまでは油断できないけど。もう一人の人気者・小林悠はどうなるんだろう。怪我でチャンスを棒に振ったんでなければいいけれども。正直な話、カズとかこないだ来てくれた山本昌とか特別な人間を除けばプロスポーツ選手の選手生命は決して長くはなくて、選手への評価ってのは何と言っても年俸ですからね。高額な年俸積まれて、設定した移籍金を満額払ってくれるんなら出るのは当然の選択だと思います。残るにしても、報酬面でのアップか、それがなければ活躍して自分の価値を高められるとか、なんらかのインセンティブがあればこそ。川崎に引き止めるだけのカネを用意できなきゃしょうがない。大久保は怪我も少ないし動きを見てもまだまだ活躍できると思うので、私としては残ってほしい=川崎には見合う報酬を積んで欲しいけどね。

それにしても川崎は初物監督が好きですね。私が川崎を見て来たのは2004年の関塚さん初年度からだけど、その頃からずっと「初めてプロの監督やります」みたいな人ばかり。2003年の石崎さんまではそうでもなかったみたいだが、関塚さんで当たりを引いて図に乗ってるんだろうな。2004年から続けて実際それなりの成績を収め続けてて、ほとんど悪い選択はしてないのがすごいところ。

契約を更新しない選手についてもすでに通知がされている時期だと思うが、CSが残っているためか、発表はまだない。

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