川崎3-2マリノス (無駄に疲れたよ…)

好調・マリノスを等々力に迎えた一戦。大久保とネットという大黒柱2本が出場停止、ソンリョンまで怪我でベンチ外という逆境。大宮戦後の事件の処分も出て、今日も川崎華族はいなかった。チラシ(歌詞カード)も裏が白紙という珍しい構成。このサイズの裏表になってから、裏が白紙というのは初めて見ました。以前は倍のサイズで裏は白紙という時代もあったよなぁ…と感慨にふけってしまう。

この逆境にオッサンはゴール裏で久々に歌い叫ぶことにしてみたんだよ。だってこういう時はオッサン(良い言葉で言えばベテラン)も力を貸すしかないでしょ(まあゴール裏だけど)。ここまで叫び歌うのは久々でした。試合展開が無駄に熱くなったこともあって、疲れたよ。本当に疲れた。これじゃGゾーンに舞い戻るほどの体力はないんだなということを思い知らされる。ゴール裏だから跳ねてたわけじゃないのにね。

試合前は来季の加入が決まったジェフが挨拶をして沸かせていく。マリノス側もマスコットが来てたね。東急の偉い人が電車に乗って来て花束を渡して敬礼ポーズ。

まず先制点。これはいいだろう。狩野がマリノスのハイレベルなDFになぜかヘディングで競り勝って先制。マリノスの守備陣は本当に10年前と同じ顔ぶれ。GK榎本哲也に中澤に栗原に小林祐三だろ? まあ小林祐三は10年前は違うチームだったけど、マリノスもだいぶ長くなったよね。懐かしい、とすら思える顔ぶれなんだよ。しかも、まだまだしっかり動けて中央は相変わらず硬いのね。そして狩野健太がなぜか川崎側で先発してて、こいつらに競り勝ってゴールを決めるんだよ。言葉だけ聞くとシュールな感じ? でもうまくタイミングが合ったクロスだった。川崎は今日も田坂をDFに起用した3バック。これがかなりハマってうまくゲームを進めていた。中村憲剛が低めのポジションで自由にボールを動かせたことも大きい。大島僚太ももう体調の問題は跡形もなく消えていた。

そして後半。守備時の交錯によりGK新井が痛んでしばらくプレーしたけどやっぱりアウト。GK高木が初出場のチャンスを得る。悪いけど不安しかないよねこの状況。しかし高木は最初のキックこそダイレクトにラインを割ったが、しっかりと安定したプレーを見せて観衆を安心させる。そして後半になってパスミスでブレーキになっていた狩野を小宮山に交代させて川崎がまんまとゲームを安定させることに成功し、完璧なパスを受けた三好がGKを抜くループを決めて2-0という理想的な展開。これで勝負は決したかと。華族の代わりにコールをリードした乾坤のマスカワさんも舐めプのようなチャントの選択を始めるし、選手もかなり余裕を持って時間を進めていた。ここまではいい。もう終わらせるかとなった頃に中村憲剛の狙いすましたシュートがポストに嫌われる。これもいいだろう。まあ決めてれば楽に勝てたのは間違いないが。

なんなんすかね、GKの負傷交代とかもあって長いロスタイム、2点をポンポンと返されて2-2、なにやってんだよー勿体ない。ホームでこの内容この試合展開で引き分けで終わるのか、そうなのか!? そこからラストプレーのCKからの流れで何かわからないけど決まって3-2。アナウンスによると決めたのは小林悠だった。なんじゃこりゃー!!! もはや絶叫したことしか記憶にないよ。痛む喉がそれを覚えている。

この無駄に劇的な展開が等々力なんだぜ。並みのチームなら2-0で終わってますよ。強いチームなら3-0にして終わってますよ。弱いチームなら2-1でヒヤヒヤもんで終わってます。しかし相手の実力を最大限に発揮させた上で、さらにそれを上回る実力を見せつけて3-2で勝つ。それが俺たちのフロンターレなんだよな。

これ勝ったからいいようなものの…

しかし次からは奈良も戻ってくるだろうし、ネットもいるから今季は今日のような試合はもうないだろうな。寂しいですね。

3位以内を確定し、CS出場は決定したらしいです。来季のACL出場も決まったってことかな。

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