ホーム100勝の軌跡

先日の甲府戦でJ1ホームの100勝を上げたということで、振り返り。川崎は2000年にJ1であえなく降格し、2004年のJ2優勝を経て今の地位があります。私は2004年からはリーグ戦のホームであればほとんどの試合を見に行ってると思いますけど、それはそれはいろいろありましたよねぇ。数多の語り尽くせぬことはあれども、さらっと振り返っていきましょう。

2000年 4勝8敗3分
勝った:京都、神戸、セレッソ、マリノス
負けた:鹿島、広島、清水、磐田、柏、福岡、東京、市原
引き分け:ガンバ、名古屋、ヴェルディ

この2000年は私はまだサポではありませんでした。千葉がまだ市原だったりしてますね。暗黒時代の一部かな。私生活ではこの年に富士通に就職して宮内周辺に引っ越してきて激動の年になった。まあ状況を考えると見に行ってもおかしくはなかったが、結局行かなかったな。

2005年 10勝4敗3分
勝った:ヴェルディ、マリノス、千葉、セレッソ、大分、鹿島、大宮、新潟、柏、神戸
負けた:名古屋、清水、磐田、ガンバ
引き分け:浦和、東京、広島

J1再昇格のしょっぱなのこの年。ホームで10勝は立派なもんです。たぶん私はほぼ全ての試合を見ていると思います。いろいろな試合がありましたね。開幕戦はアウェイ柏戦でしたっけ? ロスタイムゴールが何試合か連続であってJ1は怖いと思った。ホームでも浦和戦の引き分けにはじまって。最終順位は8位。私生活ではお見合いをしたり今の奥さんと付き合い始めたりして激動の年になった。

2006年 10勝2敗5分
勝った:新潟、大宮、セレッソ、ガンバ、名古屋、大分、甲府、京都、福岡、鹿島
負けた:浦和、磐田
引き分け:東京、千葉、清水、マリノス、広島

2年連続でホーム10勝。しかも2敗しかしてません。浦和には相性が良くなかった。この頃からしばらく、浦和にはアウェイで勝ってホームで負けるみたいなのが続いていたように思います。ガンバに初勝利したその日、水曜だったと思いますが、中西哲生がTシャツを売りに等々力を訪れ、私は会社を休んで中原区役所に向かい、そして結婚して激動の年になった。あぁ、あの頃は良かった…(笑)。2005年に比べると引き分けが増えた。2位になり、ACLに出場が決定した。

2007年 8勝2敗7分
勝った:鹿島、横浜、清水、東京、神戸、ガンバ、新潟、広島
負けた:磐田、マリノス
引き分け:千葉、大宮、柏、名古屋、大分、甲府、浦和

この年はACLに初参加し、我那覇が事件に巻き込まれたり、激動の年だった。私生活では長男が生まれて激動の年になった。最終順位は5位。ジュニーニョが得点王を獲得。

2008年 10勝4敗3分
勝った:千葉、柏、鹿島、マリノス、清水、新潟、大分、札幌、ガンバ、神戸
負けた:京都、浦和、大宮、東京
引き分け:ヴェルディ、名古屋、磐田

あのフッキ事件の年。高畠監督が引き継いで勝利を重ね、ホームでは10勝。最終順位も2位でしたから、うまくリカバリーできて、最終的には悪くない年になりました。私生活ではまあまあ平穏の年だったかな。

2009年 12勝1敗4分
勝った:名古屋、大宮、京都、磐田、大分、ガンバ、東京、山形、マリノス、広島、千葉、新潟
負けた:浦和
引き分け:柏、鹿島、神戸、清水

関塚監督が復帰。この年はナビスコカップ決勝事件はあったものの、ホームではわずか1敗。12勝。歴代最高の成績だった。ACLも無敗のままベスト4でPK戦に散る。リーグ戦の最終順位はまたしても2位。しかし監督は優勝を逃した責任を重く見て辞任。この頃は2位は定位置と呼ばれていました。私生活では次男が生まれて激動の年になった。

2010年 9勝4敗4分
勝った:新潟、東京、神戸、湘南、京都、仙台、広島、名古屋、山形
負けた:マリノス、ガンバ、鹿島、セレッソ
引き分け:清水、大宮、磐田、浦和

高畠監督が復帰。ACLの日に雪が降った年かな。うまく行かなかったこともあったが、それでも5位に踏みとどまったしホーム9勝は立派でしょう。それでも高畠監督は辞任してアカデミーのトップに異動。私生活ではそれなりに大変だったが例年と比べると平穏の年になった。

2011年 8勝7敗2分
勝った:山形、磐田、鹿島、ガンバ、広島、福岡、柏、マリノス
負けた:仙台、浦和、セレッソ、名古屋、神戸、新潟、大宮
引き分け:甲府、清水

相馬監督の初年度。8連敗もあって、残留争いを続け、最終順位は11位。私にとっては初めての二桁順位という屈辱(?)。ホームではそれでもまあまあ勝ってましたね。浮き沈みが激しかったように記憶してます。これなら高畠監督のままで良かったじゃん、というね。ただ相馬監督のサッカー、私は好きでしたけどね。この頃は私は2階のS席で見てたんで、ああいう特徴のある布陣は見ていてメリハリを感じたし、うまく行くときは本当にうまく行っていたのでね。小林悠が大活躍したシーズンでもあった。私生活では三男が生まれて激動の年になった。

2012年 7勝8敗2分
勝った:新潟、磐田、仙台、大宮、札幌、浦和、清水
負けた:セレッソ、東京、広島、柏、神戸、鳥栖、名古屋、ガンバ
引き分け:マリノス、鹿島

ジュニーニョが鹿島に移籍…そして数的優位の状況で東京に負けて相馬監督が解任。ショックで始まったこのシーズン、望月代行を経て後を引き受けた風間監督がなかなか浸透しないサッカーを繰り広げ、最終順位は8位。レナトが凄かった。まあ相馬監督でも8位にはなれただろうから、この年は次の1年のために捨てた感じかな。私生活ではそれなりに平穏の年になった。

2013年 11勝2敗4分
勝った:仙台、名古屋、新潟、鹿島、浦和、大宮、広島、柏、磐田、清水、マリノス
負けた:湘南、鳥栖
引き分け:大分、甲府、セレッソ、東京

出だしは躓いて監督解任論も出まくったが、最終的にはホーム11勝2敗は立派すぎる数字。最終順位は3位。さすがの私も手のひら返しですよ。最終戦のマリノス戦の勝利が全てをプラスに変えて、なおさらいい年になった。大久保が得点王を獲得。私生活ではガンになって激動の年になった。

2014年 9勝3敗5分
勝った:名古屋、ガンバ、甲府、鹿島、新潟、浦和、セレッソ、徳島、鳥栖
負けた:大宮、マリノス、清水
引き分け:神戸、柏、東京、仙台、広島

久々のACLは決勝トーナメントで敗退。大久保が2年連続得点王を獲得。最終順位は6位。サッカー的な評価は高いものの、守備が相変わらずで取りこぼしも多い。でもホームの勝率は相変わらず高い。私生活では転職して激動の年になった。

…という感じで、2014年までの通算185試合で98勝45敗42分、勝ち点の平均は(98*3+42)/185≒1.82ポイント。ホーム100勝に要したのは11シーズンと4試合でした。つまり川崎はホームの勝率が凄い。

サッカーはだいたい1試合で平均して2ポイント稼いでいれば優勝でき、それが1ポイントを下回れば降格するという感じの目安で語れると思いますが、平均してだいたい毎年優勝争いに近い成績を上げていると言えると思います。ホームではね。私生活でもだいたい毎年激動の年になっていると言えると思います。ホームではね。

負け越したのは2000年と2012年の2シーズンのみ。2000年は暗黒時代で、2012年は相馬監督が途中で解任され、風間監督に変わった年。

というわけで今季が始まった時点で残り2勝だったのだが、それを新潟戦と甲府戦でクリアして、めでたく100勝となりました。神戸と浦和には引き分けて、今季はホームでまだ無敗を続けています。

そして、100勝時点の戦績表を以下に。川崎がホームで苦手としているのは鳥栖、浦和、東京、磐田、清水あたりで、これらの相手に対しては平均勝ち点が1.5ポイントを下回っています。

チーム勝ち負け引き分け試合数平均勝ち点
新潟1010112.73
鹿島722112.09
マリノス632111.82
名古屋533111.64
清水434111.45
浦和344111.18
ガンバ631101.90
広島523101.80
神戸523101.80
大宮532101.70
磐田442101.40
東京334101.30
42391.67
セレッソ43181.63
大分40262.33
甲府30362.00
千葉31261.83
京都41052.40
仙台31152.00
山形30033.00
福岡21032.00
ヴェルディ10231.67
鳥栖12031.00
札幌20023.00
湘南11021.50
徳島10013.00
横浜10013.00
合計10045441891.82

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