iTunesでリピート再生のやり方がわからなくなった…まじかよAppleうんこだなどうしてくれるんだ!
それはいいとして、楽しい選挙がやってきました。ラオモト=サンみたいなブッダや聖徳太子に並ぶような聖人に列する圧倒的な候補がいないので、誰に投票するかというのは考慮に値します。
川向うの都知事選は面白い動きをするとは思えないです。猪瀬さんは前都知事と比べてもだいぶ上なんじゃないかな。それこそラオモト=サン並みの支持率を得られるような気も…だからやはり興味の先は衆院選でしょう。
宮内のある神奈川10区は現財務相の城島光力と自民党の重鎮となりつつある田中和徳の一騎打ちが基本になりますが、ここにみんなの党の久米栄一郎と維新の会の石川輝久が挑む形になります。あとは共産党の人もいますが埋没している状況。
共産党はちょっと今の日本での存在感がほとんどなくて、もう厳しいと思いますね。もっと適切な役割を見つけたいところだけど、うまくいく気がしない。先日ユン・チアンの「マオ」という衝撃的な本を読んだんですが、中国共産党はムチャクチャですよあれは。あれと同じ名前名乗ったら厳しいんじゃないのという気もする。まああの本は書いた人の私怨も少なからずあるんでしょうけどね。「ワイルド・スワン」も昔読んでいたので、そういう感想を持ちました。ただの余談ですが。
衆院選の話です。
城島vs.田中ですが、首都・宮内のある小選挙区ですから、重要人物が2人いても何の不思議もありません。まあ前回は城島が勝って田中が比例復活。今回も両方当選するのかもしれないですけど、どちらが比例当選あるいは落選に追い込まれるか、というのが問題点の1つ。もう一つはおそらく久米と石川は最大でもどちらかしか議員の座につけないと思いますが、どっちが食い込むのか、あるいはどういう負け方をするのか、という点。
まずは久米・石川戦のほうから見てみよう。
久米栄一郎。JALの間接部門から中西健治(みんなの党)参院議員の公設第一秘書を経て、今回立候補。JALの間接部門ってのは面白いところで、私は「沈まぬ太陽」の内容くらいしか知識がないんですが、政治と密接に関わりがあるみたいです。今回の自民党の重鎮・小坂憲次や木原稔なんかもいます(知らない人ですが)。路線の選択さえ間違えなければまず潰れようがない経営環境にも関わらずヘタを打たされて潰れましたからね。川崎では有名なちょっキんずの曲をテーマソング(失笑?)にしてました。
石川輝久。民主党の元県議ですね。選挙区はもともと横浜市のほうだったはずですが、川崎に来てやっていけるのかな。そういうわけでよく知りませんが、中田市長と近かったのかな。衆院選に立候補するような人がググってあまり情報が得られないというのは劣勢の証と言えるでしょうか? ネット上では久米の圧勝ですよこれじゃ(県議やってた石川と比べて久米はまだ議員すらやったことないのに!)。維新の会が準備不足というのは実際本当なんでしょう。
党としては維新の会のほうが勢いがあるんですかね。私は自分の考えに近いほうで考えると維新の会よりもみんなの党を好ましく思っているんですが、世間的にはどうなのか…まあでも2強の選挙区に出てしまった両者とも泡沫候補で終わる可能性もあるわけで。
民主党に関してはアレですけど、逃げ出し組と比べると今回民主党で立候補した候補者は敬意を与えられて然るべきと思います。さすがに神奈川10区に関しては現役の財務大臣が落選したり離党したら革命モノですけどね。自民党は今回は大復活すると言われてますけど、どうなることやら。党首が絵になるというのが大きいのかな。安倍さん、顔は悪くないですね。ただ私は第1次安倍政権をあまり高く評価していない。参議院の状況もあるから、自民党が勝った後に連立で行くことになるっぽいけど、安倍さんは連立を組まずに頑張ってみるほうがいいんじゃないかと思っている。前回、圧倒的な力を得ていてあの程度で、参院選で力が拮抗してきた途端に自己都合で辞めちゃったからね。つまり「前回充分ダサかったんだから、相当頑張るところ見せてくれなきゃ挽回できないぜ」ってこと。2回目もうまく回せなかったらもう、それまでの奴だったんだと判断するしかないです。
では今回の神奈川10区で最も楽しめる城島・田中戦の様相を見よう。私はたぶん投票日までにいろいろ検討して久米・石川のどっちかに投票するんだろうと思ってますが、やはり観戦を楽しめそうなのはこっちのイクサだ。
城島光力は確かに財務相ですけど、これって10月に初入閣したばかり。もしかして選挙でハクをつけるためだったりして? 元は味の素の社員で、小沢一郎の新進党を経て民主党へ。足立区で何度か自民党の候補と激戦を繰り広げていたがついに落選、落魄して川崎に来ました。川崎では前回の衆院選で田中和徳を破って当選。うまいこと風に乗りましたね。私自身、ある種の小沢一郎信者という面もあるので、小沢一郎系で財務相まで到達した人が自分の選挙区だと思うと、感慨深いものがある。ただ神奈川10区は小沢さんのところからの候補者がいないのは寂しいんだよなぁ。
田中和徳はどうか。大学卒業後すぐに自民党の参議院議員の秘書になり、議員に。川崎市議会、神奈川県議会を経て国会へ。徐々に頭角を現してきたところで自民党が下野し、今に至る。まあこの人はかなり順調な議員ですし、役職も歴任してますから、けっこう偉くなるんでしょうね。このまま総理大臣まで行けるかな? 行ってくれたら嬉しいところだが、どうだろうか。現役の財務相を落とせばかなり名前が上がりますよね。