川崎3-2千葉 (聖地・等々力が”いつも何度でも”俺たちに力を与える)

2009-11-08等々力 この日で、聖地レベルがSからSSに昇格しましたね。喜びも悲しみも、怒りも楽しみも、愛も憎しみも、全てを見つめてきた俺達の聖地。

悲しみは数えきれないけれど、喜びもまた数えきれない。

おそろいのスーツ、おそろいのネクタイでぞろぞろ登場した選手・コーチ陣。そして繰り返してしまった過ちに関する長い社長の謝罪。

試合前にやるようなことじゃないけど、まあ、ホームで良かったよ。アウェイじゃこんなことできないですからね。サポーターの反応は、拍手が多かったかな。まあこの日来た奴等は、この程度の不祥事で簡単に見捨てたりはしないです。

そして着替えて出てきた選手を迎えるサポーターが選んだ歌は、威風堂々にアッコちゃん。背番号を後ろから全選手やっていると気づいたのは23番くらいに来たところでした。最初レナチーニョを川島だと思ってしまったので。

試合展開。見ていて、普通にやれば負ける相手ではないなと思いつつも、なんか嫌な予感も漂う。果てしなくパスは続いて見えるけれど、決められない。逆に千葉がバーからの跳ね返りを押し込んで先制0-1。前半はこのまま終了。

後半は憲剛がもらったPKをなぜかレナチーニョが決めて1-1。ジュニよりも安心して見ていられます。なぜジュニーニョがPKキッカーを譲ったのかは分かりません。その後レナチーニョのシュートが相手DFに当たりコースが変わって2-1、終盤に千葉がゴール前の混戦を押し込んで2-2、ロスタイムは4分と表示され、ジュニーニョの突破からの折り返しに待っていたのはレナチーニョ3-2で試合終了。

ギリギリの勝負でした。引き分けでは双方が泣くという状況。勝利を手繰り寄せたのは川崎のほうでした。

レナチーニョはなんだかんだでハットトリックを達成。重苦しい雰囲気を吹き飛ばすかのような軽快な歌がひび…あ、レナチーニョの歌は「いつも何度でも」じゃなくて「崖の上のポニョ」でした(間違っちゃったよ)。まあいいや。悲しみの数を言いつくすよりも、同じ唇でそっと歌われる楽しげな歌が響いたという。

森はチームメイトには恵まれているようですね。レナチーニョも勇介のために、と言ってました。彼は今頃何を思ってるんだろうか。この1週間は、サポーターがここまで勇介を愛していたかと再認識する日々でもあったのだ。自分でも驚くわそりゃ。

落ちそうで落ちなかった千葉はついにJ2降格。1度に1つの奇跡。2つ目はなかった。来季も暇を見つけてフクアリには行きたいな、なんて思ってます。粉々に砕かれた鏡の上にも新しい景色が映されることでしょう。

あとは、矢島がサブに入ってました。久々です。シーズン終盤での復活。期待できます。天皇杯で出てくるんじゃないかな。

リーグ戦の行方は川崎、鹿島、ガンバの3チームに絞られました。次の大分は降格が決まってからは好調なようで、千葉との勝ち点差がついに1に縮まり、今にも最下位を脱出しそうな勢い。簡単に勝てる感じではないですね。泣いても笑ってもあと3試合。ガンバと鹿島は直接対決があるのがどう転ぶか。

まあどう転んでも2位には入りそうな…それは禁句か(笑)

チーム勝点32節33節34節
川崎58A大分H新潟A柏
鹿島57A京都HガンバA浦和
ガンバ54A清水A鹿島H千葉

大田区選抜は川崎市選抜にボロ負けしてしまいました。

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