この日で、聖地レベルがSからSSに昇格しましたね。喜びも悲しみも、怒りも楽しみも、愛も憎しみも、全てを見つめてきた俺達の聖地。
悲しみは数えきれないけれど、喜びもまた数えきれない。
おそろいのスーツ、おそろいのネクタイでぞろぞろ登場した選手・コーチ陣。そして繰り返してしまった過ちに関する長い社長の謝罪。
試合前にやるようなことじゃないけど、まあ、ホームで良かったよ。アウェイじゃこんなことできないですからね。サポーターの反応は、拍手が多かったかな。まあこの日来た奴等は、この程度の不祥事で簡単に見捨てたりはしないです。
そして着替えて出てきた選手を迎えるサポーターが選んだ歌は、威風堂々にアッコちゃん。背番号を後ろから全選手やっていると気づいたのは23番くらいに来たところでした。最初レナチーニョを川島だと思ってしまったので。
試合展開。見ていて、普通にやれば負ける相手ではないなと思いつつも、なんか嫌な予感も漂う。果てしなくパスは続いて見えるけれど、決められない。逆に千葉がバーからの跳ね返りを押し込んで先制0-1。前半はこのまま終了。
後半は憲剛がもらったPKをなぜかレナチーニョが決めて1-1。ジュニよりも安心して見ていられます。なぜジュニーニョがPKキッカーを譲ったのかは分かりません。その後レナチーニョのシュートが相手DFに当たりコースが変わって2-1、終盤に千葉がゴール前の混戦を押し込んで2-2、ロスタイムは4分と表示され、ジュニーニョの突破からの折り返しに待っていたのはレナチーニョ3-2で試合終了。
ギリギリの勝負でした。引き分けでは双方が泣くという状況。勝利を手繰り寄せたのは川崎のほうでした。
レナチーニョはなんだかんだでハットトリックを達成。重苦しい雰囲気を吹き飛ばすかのような軽快な歌がひび…あ、レナチーニョの歌は「いつも何度でも」じゃなくて「崖の上のポニョ」でした(間違っちゃったよ)。まあいいや。悲しみの数を言いつくすよりも、同じ唇でそっと歌われる楽しげな歌が響いたという。
森はチームメイトには恵まれているようですね。レナチーニョも勇介のために、と言ってました。彼は今頃何を思ってるんだろうか。この1週間は、サポーターがここまで勇介を愛していたかと再認識する日々でもあったのだ。自分でも驚くわそりゃ。
落ちそうで落ちなかった千葉はついにJ2降格。1度に1つの奇跡。2つ目はなかった。来季も暇を見つけてフクアリには行きたいな、なんて思ってます。粉々に砕かれた鏡の上にも新しい景色が映されることでしょう。
あとは、矢島がサブに入ってました。久々です。シーズン終盤での復活。期待できます。天皇杯で出てくるんじゃないかな。
リーグ戦の行方は川崎、鹿島、ガンバの3チームに絞られました。次の大分は降格が決まってからは好調なようで、千葉との勝ち点差がついに1に縮まり、今にも最下位を脱出しそうな勢い。簡単に勝てる感じではないですね。泣いても笑ってもあと3試合。ガンバと鹿島は直接対決があるのがどう転ぶか。
まあどう転んでも2位には入りそうな…それは禁句か(笑)
チーム | 勝点 | 32節 | 33節 | 34節 |
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川崎 | 58 | A大分 | H新潟 | A柏 |
鹿島 | 57 | A京都 | Hガンバ | A浦和 |
ガンバ | 54 | A清水 | A鹿島 | H千葉 |
大田区選抜は川崎市選抜にボロ負けしてしまいました。