ガンバ2-3川崎 (ACL Round16:難しい試合に正解を出したのは…)

万博に行ってきました。会社を2日休まさせられて、今さら浦項戦の敗戦が痛いですよホント。

2009-06-24 ACL16 万博

試合展開の難しさへの対応が勝敗を分けたと思いました。

まずは前半、ガンバが猛烈に押し込んで川崎は何もできない。レアンドロを捕まえられなさすぎです(これは後半もそうだった)。結果的には前半終わって2-1ですが、これは川崎にとっては超ラッキーとすら言えるもの。そのくらい一方的な試合だった。前線にボールを逃がしてもキープできないつながらない、中盤も完全に支配されていた。DFラインも危なっかしい。川崎は横山のところに周平が入った感じで、普通に考えればうまくいくはずのメンバーだったんですけどね。ガンバが良すぎたのかな。レアンドロは今度リーグ戦で等々力来るのかな。やだなー。

ともあれ近年、川崎の格が上がっていって、格上のチームとの対戦が少なくなってきています。その弊害が出たのかなという感想を持ちました。ほとんどの相手が格上だったシーズンもありまして、その頃はもちろん中盤を支配される試合も多かったですが、持たれるところは我慢して、カウンターで対抗して脅威を与えてましたよね。この日のガンバは明らかに格上のチームだったが、何も対抗できていなかった。弱い相手に慣れてしまうと、強い相手との戦い方を忘れてしまうのですよ。ACLやFCWCに出るときには格上のチームとの戦い方を忘れないことが重要になるんだろうと思った。

そしてハーフタイムに養父が出場の準備をしていた。後半頭から入りそうな気配。誰に替えるのか…周平あたりか、CBのどちらかで周平をCBに下げて対応をさせるのか、ジュニーニョとの関係に苦労していた村上か(しかし村上のところは改善しているようには見えた)、どうかなぁと思っていたらテセと交代でした。前半何もできなかった看板3トップを早々と見切りましたが、これが大当たり。DFは相変わらずルーズな部分をさらけ出していたものの、中盤の改善により戦える体制に。この回復で、前半2-1で粘っておいたのが効いてきます。怪我上がりの周平も中央で存分に効いてきてチャンスを作っていきます。

そして、次の手。どうも精彩を欠いていたジュニーニョを早々と見切って黒津投入。コンディションの問題か。まあこれは中央にテセがいないとジュニーニョのクロスが生きない&相手の運動量が落ちてきたので裏を突きたいという判断だと思います。

周平(?)を横山に替えて中盤の展開をさらに増やそうとしたところでレナチーニョが傷んで(出血?)キャンセル、様子を見つつレナチーニョを矢島に替えようとしたところでレナチーニョが見事なコントロールで得点2-2…まだやれるじゃんということで矢島をキャンセル。交代用紙の余白はまだあるのか!? と思っていたら、黒津が一発ぶちかまして逆転2-3。ここで慌てふためいて交代策を取るガンバ西野監督。入った相手選手の数プレーを見極めた関塚監督はレナチーニョをねぎらって横山を入れ、ゲームを終わらせた。横山を入れる時も、念入りに指示をしてました。たぶんものすごい的確な指示だったんじゃないかと思いました。

いやー難しい判断の連続だったと思いますが、次々に正解を出した関塚監督は凄かったです。しびれました。

最後に。この試合で(特にやられっぱなしの前半)余裕があったのは安田と遊んでた勇介だけだったと思います。だから私としては勇介に決定的な仕事をして欲しかったんですが、結局役者の違いを見せたのは憲剛でした。前半に何もしてくれない3トップに痺れを切らして自らシュート、同点にした。あれはでかかった。残り2点もアシストも憲剛ですか。でも俺は勇介にああいうのをやって欲しかったのよ。味方がどこもいっぱいいっぱいで、自分だけ余裕があるんだから。

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