確かFedora 8あたりから毎回毎回presto(yumのdeltarpm対応)をやるやると言っておきながら(←誰が?)、prestoプラグインはインストールできるものの、updatesリポジトリを正しく構築してくれていなかったがために差分rpmを使えずにhttps://fedorahosted.org/presto/のあたりで提供されるリポジトリを使わざるを得なかった。ユーザは正当性がどう担保されているのか不安に思いながら使っていた(たぶんdeltarpmから普通のrpmにした後で電子署名を確認してたんで改竄については大丈夫だったと思う)。
しかし、今回Fedora 11でついに標準のリポジトリがprestoに対応した。ミラーサイトにも行き渡っている。ついに、2年越しで約束(?)が果たされたかなと。非常にめでたい話だが、ここまで来るのがちょっと長すぎか。
しかも、やはり欠陥が。デフォルトでyum-prestoパッケージがインストールされていないため、差分更新を使うユーザの絶対数は少ないままだ。いきなりopenjdkやevolution、KDEといった大物のアップデートなんかも出ているので、最初にやるのは
# yum update
ではなく、
# yum install yum-presto
これで大半のユーザはアップデートが格段に高速になるはず。
# yum install yum-plugin-fastestmirror
もやっておいたほうが良いだろう。今回mirrorlistがXMLになりましたが、mirrorlist URLへの&country=JPの追加も有効なようです。結局は全部組み合わせて使うのが良いと思います。
yum-prestoはもしかしたらyum-plugin-prestoにパッケージの名前が変更されるかもしれません。