cinepaintでブラケット撮影の画像を読み込んで1つにできると聞き及び、やってみた。ずれを検出して補正する機能もついていた。Fedora8で
# yum install cinepaint
でインストール、cinepaintコマンドで起動できる。さっそくこのへんのチュートリアルを見ながら、「ファイル」-「New From」-「Bracketing to HDR」を選び、ずれ(offset)を検出、HDR画像を生成してみた。紫色のエリアがたくさんできるので、「画像」-「Colors」-「Gamma-Expose」で適当にチェックすると、それらしい画像になった。
ただ、手持ちだとさすがにずれはいかんともしがたいですね。cinepaintの補正は平行移動を仮定しているようだけど、それだけではずれがおさまらないです。非常に手ブレ感のある画像になってしまいます。あと、HDR画像をOpenEXRで保存できませんでした(gamma値が外れているとかいうエラーが出る)。xcfやtiff、hdrなどの形式では保存できましたが、cinepaintとgimpの世代が違うらしく、xcfをFedora8のgimpでは開けないという…まあ、32bit IEEE floatをやめてPNGあたりで保存するのがいいかなぁと思います。8bit unsigned intにしてもjpegで保存できませんでした…
このままだと使うかどうかは微妙なところ…というか使わないでしょうね。huginとまではいかずとも、回転するようなずれに対応してくれればいいかもしれない。しかしずれの補正はcinepaintでやる必要はなくて、nonaでいくつかのずれていないtiff画像を作って、それをcinepaintに食わせてHDR画像にする、というのはアリかもしれない。