私は鹿島には行かなかったのですが、関塚体制における2番目の大敗から中断を挟んでのホーム大分戦。晴れ渡る等々力。試合前にGゾーンで油を売っていたら、今日は川崎魂旗の事情で再入場可により、バスにコールしようという呼びかけがあったので参加した。急いで向かったがギリギリのタイミングで間に合う。その後は2階に移動してまったり見ていた。さすがに対大分戦ともなると客入りの出足は悪い。5番ゲートはほとんど並んでいなかったし、7番ゲートの並びもショボい。…ここで昔と比べたらいけません。結局は1万5千人来るんだから。憲剛の携帯置き場を配っていたのでもらっといた。
フランシスマールが初先発。清水戦の途中出場ではあまり活躍できなかったが、だいぶ上げてきてます。キックオフ直後の憲剛のパス(もっと前線に飛ばすのが恒例)を受けたのが初プレーでした。結局90分プレーを続けたが、良い仕事をしていたと思います。守備はマルコン並かな。相手FKの判定にボールを渡すときに山なりに投げるという、Jリーグの審判に慣れていない振る舞いも(あれに対してすぐにイエローを出す主審が多いのね)。タイミングを見て頻繁にゴール前に入ってくる。GK下川と1対1になる場面もあった。決めたいところだったが、この日の下川は当たっていた。あとは憲剛のパスに適応できるかどうかだな。ACLの決勝トーナメントに出れないのは痛いが、絶好調だったテセとの比較ではしょうがない判断だったろう。
話題の梅崎司#32はCKのときに水を飲みすぎ。4〜5口に分けて鷹揚にゆっくり飲み干していた。えー、注目すべきなのはそんなプレーでいいのかなぁ俺。それもこれも脅威にはなってましたが。
前半はどうでもいい。ちょっと押されぎみだったがまともなピンチも2回かそこいら(川島の絶妙な飛び出しでクリア/FKから箕輪の豪快なバックヘッドを川島が必死のパンチング)。試合があったのは後半でした。互いに集中が切れたり足が止まる時間もあって、点は入りそうな気配。見事なカウンターで1点取られたあとに攻勢に出る川崎という図に。
出来の良くなかったテセに替えて我那覇、谷口→大橋。この大橋が期待通りの活躍を見せる。顔に似合わず(笑)運動量もあるし、パスの出し手が増えるからね。攻撃の展開が非常にスムーズになった。活躍は1ゴール1アシストという結果にも現れたけど、1点目の同点ゴールは我那覇のセンタリングからの混戦でジュニーニョからのパスを流し込んだもの。そして逆転すべく、真の切り札・イケメン井川を投入。その直後ロスタイムに入ってつまらない点をやって1-2に。あとは大橋のCKに井川が合わせて同点、試合終了。
この最後のCKのときにシャムスカ監督は慎吾ゴーゴーゴーを時間稼ぎで交代させてるんですね。すでに時間がなかったので、一番近くにいたマギヌンが急いでCKを蹴ろうという素振りを見せていましたが(大橋は逆サイドからのCKを蹴った直後で遠い位置にいた)、この時間稼ぎでキッカーはエースの大橋に。マギヌンがそのまま蹴っていたらゴールの確率は低かったですから、時間稼ぎの交代が川崎に有利に働いた、と見ることもできます。
というわけで、大橋と井川という2枚の切り札を持っている川崎が勝点1を拾ってイランに直行、という試合でした。これはもしかして2007シーズンを象徴するような…
我那覇も、もう復調したと言ってもいいと思いますね。あの我那覇なら、イスファハンで川崎に勝利をもたらしてくれるだろう。