磐田1-2川崎 (救世主フッキ)

磐田に行ってきました。いやーいいもん見さしてもらいました。

今回は直でスタジアム入り、試合を見て直で帰ってきた。

前半は互角の内容。華麗な速いパス回しで崩してくる磐田。ダイレクトパスに翻弄され左右に振られながらも必死に食らいついてボールを奪い、速攻と遅攻、サイドとバランス良く攻める川崎。ハイペースで非常にいい試合でした。川崎はロングボールで黒津をターゲットにし、黒津は身体を張って競り合いに勝ち続け、チャンスを作り出す。先制点は川崎。ジュニーニョが縦パスを受けながらスピードでDFを振り切り、シュート。縦は複数のDFに囲まれて防がれ、横に流れながらシュートコースを探る場面も目立っていたんだけど、いいパスが出れば縦にスピードで抜けられるんですねー。その後は川崎側に不利な判定が続いたこともあってずいぶん相手にペースを握られ、しかし危険なシュートは1本だけで、うまく守り、前半終了。黒津のヘディングがかつてなく上手いんですけど。谷口は本当に頼りになる。

後半はいきなり磐田ペース。というか永遠に続くと思われた磐田の攻撃が、実際に45分間続く。川崎はボコボコにやられている印象。でもDFが身体を張り、中盤の選手もチェイスをやめず、危険なシュートはほとんど打たせなかった。FWは疲れからかボールをキープできずに簡単に奪われ、中盤でいいようにボールを回された。途中で少し足が止まる場面が見られてきて、かなり不安な展開に。そこで今野に代えて新加入の原田拓、競れなくなった黒津に代えてフッキを投入。川崎側は微妙な空気に。しかしこのフッキが気迫溢れるファーストプレーで流れを変えてくれた。左サイドでボールを奪い、中央へ。得点にはならなかったが、それまでの後半は前線でボールを奪う場面が皆無で、簡単に奪われて終わりだっただけに、新鮮だった。その後しばらく試合内容を互角のところまで持っていくことに成功。原田は対人プレーはよくわからなかったがパスの選択と精度は良かった。いい選手を取りました。その時間も長くは続かず、次第にペースは地力に勝る磐田へ。しかしやはりシュートを打たせない川崎。

カウンター狙いの川崎は右サイドからフッキがいい判断で縦に入り、ゴールラインでDFをかわしてGK川口を一瞬見てから全く角度のないところから豪快にシュート。ボールはおれの目の前でゴールに吸い込まれ、アウェイゴール裏は歓喜に沸く。口惜しがる川口。ざまーみろ(笑)。という感じで後半終了間際に貴重すぎる追加点がもたらされる。しかしまだ勝利を確信できないでいる川崎ゴール裏サポと、あきらめて帰る磐田ファン。

最後はロスタイムに名波が芸術と言うべきか芸術以上と言うべきか、ありえない曲がりと絶妙なコントロールとスピードのFKを右上スミに決め、1点差に詰め寄るも時間切れ。川口はおれたちをにらみつけ、悔やしさのあまりゴールポストを蹴る(笑)。川崎は連戦の初戦アウェイで強豪相手に貴重な勝点3をゲット。祝完成のチームバスも拝めたし、高速のSAで食ったカツカレーの食券は255番(ff…強く激しく!!)だし、高速でチームバスに遭遇するしで、いいことづくめの一日でした。本日の顧客満足度ナンバーワンは川崎で間違いないでしょう(意味不明)。

お互いに少しラフプレーが多かったな。グラウにはもう1枚イエローが出てもよかったと思うね。ジュニーニョと伊藤宏樹へのイエローは無罪。特に伊藤宏樹のは水を飲んでいたら遅延行為で取られたんだけど、あれはボールボーイがボールをくれなかったのが悪いし、そんなに時間稼ぎしてないだろう。ジュニーニョは次節東京戦に出場停止。黒津は裏を狙うのが得意なんだけど、なかなか狙えていなかった。それはつまり磐田のDFが上手い、ということなんだけど。

ヤマハスタジアムはいいスタジアムだったと思います。キャパは小さいけど見るにはあのくらいが一番いいんだよね。チケットチェックが厳しいのと売店がいまいち。あとペットボトル持ち込み不可、出口が片側だけ(たぶん)というのが減点対象(?)だが、専用だけあって近くて選手の表情まで見えて良かった。スピード太郎とジュビ夫とジュビ子の人形劇(?)やなごやかなダンス、太鼓も見せてもらったし。

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