ウェブより古いネット情報検索システム『ゴーファー』、今も続く開発(hotwired.co.jp)だって。なつかしー。
一時期、ゴーファーはインターネットを技術に疎い一般の人々へと開放し、オンライン通信の新時代の幕を開けるかに思われた。そうなる可能性は十分にあったが、実際にはワールド・ワイド・ウェブ(WWW)が登場して、代わりにその役目を果たした。
私が初めてインターネットに触れたのは大学1年のときで、しばらくはメールとftp、telnet、rloginだけだった。メールもサーバでmhを使ったりしてたな。すぐにマシンが強化されてサーバでnemacs+mhという時代になったが。gopherを知ったのはだいぶ経ってから。IRCとかNetNewsを一瞬触ったりしつつ、そしてNCSA Mosaicでhttpがきて、netscapeをhomeに展開する開拓者のバイナリをみんなで使わしてもらう時代になり、そしてマシンにnetscapeがインストールされているのが普通な環境になり、そしてだいぶ略して、今に至るというわけで。これが、この10年のできごとだ(『北の国から』風)。まさに10年だ。
かように、私にとってはgopherの天下は短かかった。だいたい、gopherで日本語のページ(「ページ」と表現していたかどうかは覚えていない)を見たことがなかったような気がする。
しかしですね、WiredNewsに言いたいのは、gopherの話をするときはリンクもgopher://なものにしようよということだ。gopher://gopher.quux.org/1/(quux.org)みたいな。