英宮殿に2カ月間潜入 大衆紙記者、給仕務める(yahoo.co.jp)。
同記者によると、宮殿内は制服を着ていると、ほぼどこでも行くことができ、合鍵の隠し場所も教えてもらったという。同記者は、ブッシュ大統領夫妻が泊まっている部屋の様子も写真付きで紹介。記事が出るため急きょ辞職したが、19日夜には「晩さん会でシャンパンをついでいるはずだった」という。
うーん…本人認証の難しさというのは云々…と書こうとしたが、この人は経歴だけ隠していて、実名入りの偽の履歴書を使って給仕役に応募、今年9月に採用された
わけであって、本人であることは宮殿側もわかっていた。記者であることだけがわからなかった。これを見破るのはけっこう難しいと思う。20年間王室に務めた給仕長が実は東スポの記者だった、なんてのはどうすれば防げるのかな?
というわけで問題は宮殿内は制服を着ていると、ほぼどこでも行くことができ
ることになる。セキュリティというものは、厳しいと感情を害する上に従業員の手間が増すというのもある。手間が増えると人はすぐに裏口を見つけようとするだろう。
制服が認証にはならないのは当然としても、どこに行くのにもIDカードが必要という程度の手間は企業では許容されていると思う。レベルや属性で分けたり、登録したIDカードじゃないとダメなエリアがあるとかは普通にやっていることだ。しかし「宮殿」のようなところで(「皇居」と「宮殿」ってニュアンスずいぶん違うね)それをやるというのはなんかイメージが狂ってしまう。やるべきなのだろうけど。
(追記) 2003-11-20 12:58
もうちょっと詳しい内容(cnn.co.jp)。