戦う銀行

「窓口での暗証番号で本人確認」に消極的(yahoo.co.jp)という記事。

ATM(現金自動受払機)利用のための暗証番号を窓口業務で応用する本人確認方法については、UFJ銀行が先日、全国で初めて本格的な導入を明らかにしたが、ほかに「検討中」としたのは地方銀行5行にとどまった。残りの銀行のうち26行は「有効な対策」などとしながらも、「番号漏えいのリスクがある」「暗証番号を持っていない顧客がいる」などを理由に、実施の予定がないとした。

不正引き出しの対策について、被害者を支援する弁護団らからは、暗証番号確認のほか、運転免許証などの提示義務付け▽免許証などの偽造を見抜く鑑定機の導入——などを求める声が上がっている。しかし、「取引の簡便性」などを理由に、有効な防止策は打ち出せていない。

暗証番号というのはたった4桁の数字であり、多くともたった10000回の試行で破られてしまう。つまり大した防衛手段にはならないのだが、それでも覚えられない。私は暗証番号を間違って覚えていたために、店でデビットカードで払えなかったことがある。このときは別のキャッシュカードを使って払うことができた。

解決策としては、オプションで生体認証をつければいい話だ。指紋も網膜も静脈パターンも操作が簡単だし覚えることが特にないからお年寄りにも大丈夫。ただ手袋とかされるとダメなのとプライバシー上の懸念という弱点があるが、そのへんは納得した人にだけ使わせればいい。

生体認証が嫌ならPictureIDによる本人確認しかないが、それをみんなが持ってるわけではない。それに暗証番号を持ってない人(老人に多そう)は運転免許証もあまり持ってなさそうだよねぇ。

とりあえず、住基ネットという話にはつながらない。これは確実。

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