戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法 (ミスチル桜井和寿 発)

NGO/NPOの宣伝本のような感じ。NGOが政府でないこと、NPOは営利企業でないこと、というのがはじめてわかった。今まで知らなかったことが奇跡かもしれない。GNUのように再帰的な定義にはなっていないのが残念と言えなくもない。「NGO isn’t Governmental Organization」の略とかだったらカッコいいのに。

それはともかく、やはりそれ系の活動家が書いてるからちょっとエキセントリックな感じのする部分もあるものの、一部だけ参考にするぶんにはいいのではないかと思った。とりあえずピースボートの宣伝がちょっとうるさいので関連する章は無視するとして、残りはまあまあ読めるかなぁ。30章独立してあるから、1つくらいは参考になるだろう。

「戦闘機は攻撃用なので防衛には不要」という説明はさすがにおかしいと思う。航空機が不審な動きをして突っ込んできたり、制空権を奪われないようにするには戦闘機が出張るしかないじゃん。地対空ミサイルを密に配備するよりは安いと思うし。問題は違うところにあって、戦闘機を捨てたNZはそもそも地政学的に不安がないとこなんじゃないの?

あとは…売り上げの一部が平和系のNGOに寄付されるらしい、というので満足せよとでも?

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