遺伝子占いとCOVID-19

以前に興味本位で遺伝子解析みたいなサービスを使ってみたことがあるんだけど、最近になってコロナの重症化リスクの値も出るようになったというアナウンスがあったので、今だに蓄えられていた自分の情報を見に行ってみたら、重症化リスクは日本人の平均の0.85倍、と出た。なんだこの若干良いけど微妙、みたいな数字は。

眺めてみると、シンプルに3種類のうちのどれに入るかによってリスクが違うという話のようだった。GG/AG/AAがあって、日本人にはAAの人が多い(約70%)んだけど、そのAAがリスクが高く、私はAGという3割弱のグループに入っていて若干リスクが低いらしい。最強なのがGGで、日本人の3%ほど。GGの人のリスクは0.67倍らしい…東大医科学研究所の論文によると。まあ、微妙な差ではある。おそらく日本人平均の遺伝子の分布と重症患者の遺伝子の分布を比較してなんやかやしたのかな? それができる程度に多くの(重症患者の)データが集まったってことなのか。

まあ注目される病気ではあるから、いろんな研究がなされてるんですね。正直こんなこと言われても、だから何? って人が多いんだろうけど、エンジニアとしては「へえー」って思いたいじゃん。実際の重症化リスクは遺伝子よりも年齢の要素が大きいし、この遺伝子ガチャの結果を知った故に行動が変わるってことにはならない。私にしたって参照されていた元の論文は読んでないし、単にデータ処理で相関が見られたぜ! というだけなのか、あるいはその、特定した遺伝子が発現させる何らかの物質がそうさせるみたいな原理が分かってるのかは知らない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です