いろんな異例が積み重なった今シーズン、史上最速・最多勝ち点で気持ち良く優勝を決めた、その試合。
なんやかやで忙しく、選手入場と同時にオレもゲートをくぐる感じ。慌ただしい。チケット予約も遅れたため、メインスタンドのアウェイ寄りの席。のっけからガンバの太鼓の音量がでかい。数えたら奴ら、6基も持ち込んでました…そりゃアウェイ寄りとか以前に、うるさいよ。太鼓の数え方って1基2基でいいんだっけ?
ガンバとタイトルと言えば思い出すのは2005年の最終戦。両者が勇敢に戦って2-4で粉砕され、目の前でタイトルを獲得された。その時、川崎はJ1でタイトルを取るということの意味を見せつけられたわけだ。今考えても、あれはいいレッスンだった。それまでオレはJ1のタイトルなんて意識の外だったからね。その後、カップ戦の決勝などもあり、歴史を重ねてきた両チーム。今日はもし4点取って勝ったら「4点取られて目の前でタイトル取られるって、ねえどんな気持ち?」と煽ろうと思っていたが、結果が5-0なのでなんも言えねえ…フルボッコ状態。
今季は2位をフルボッコしてしまうくらい強かったってことで。おそらくシーズン当初は計算に入れていなかったであろう新人が大化けした影響もあって、Jリーグ取るだけなら過剰戦力と言える状態を保てた。監督のやりくりも上手いのか、あるいはベテラン選手の影響か、選手もそれぞれ意識を高く持ち続けてやり遂げてくれた。
今日も中2日と中3日の違いもあったでしょうが、ジェジエウや家長をフレッシュな状態で使えたということも大きかったはず。大分からの撤収が早かったことが今日の勝因の一つと考えましたが、コンディションの差は時間が経つにつれて効いてくるからね。
世界中がメチャクチャに壊され、常識が置き換わってしまった2020年。メチャクチャは残念ながら今後も続くんだろうけど、それでもこのタイトル獲得で、オレはいい思いをしたよ。それは言える。言い切れる。ありがとう。意識せずとも感謝の言葉が自然に出てくる…そんな、ある種スピリチュアルな経験をしてしまった。
(こんな記事の締めかたってアリなのかな?)