Jリーグの今後はどうなるの?

シーズン開幕をずらす話がやっと動きそうですね。だいぶ先まで塩漬けされ、AFCのガイアツだけでキックされるというちょっと情けない展開ですが、秋開催案、私は歓迎です。選手は海外への移籍がしやすくなるし夏場のパフォーマンス低下も避けられます。客席も夏の夜開催が減れば健康的になります。夜9時に終わられたら子供は連れてけませんよ。9時は寝る時間! 青年やオッサンが試合後に飲みに行くにもスタートが遅すぎますよね。実際は夜開催に子供を連れてきてる人もいますし、私も人のことは言えないですが、健全なものではないです。夜に子供が行きたがるようなイベントをやるのは政府の規制が入ってもいいくらいのもんですよ(←野球とかどうしても夜開催になるから、まあ無理なんですけど)。青少年は黙って冬の昼開催。これです。

いくら雪国の冬がヤバいって言っても、雪が降って都市機能が麻痺するのは雪国以外の話で、店もやってるし交通も普通ですよ(私は子供の頃に岩手県に住んでました。秋田とかと比べると雪は少ない)。そりゃ自転車には乗れないし、積もらない時期よりは大変にはなるだろうけども、関東や関西の人が想像しているほどひどい状況にはならないです。冬場は傘がいらないので、梅雨の時期よりも外に出やすかったり…そこまではないか。まあとにかく歓迎です。

半シーズン制はどうなるんでしょうか? こちらの案は正直、愚策のように思えます。とても合理的とは思えないです。観客を混乱の極みに陥れる案なんじゃないのかな。後半のシーズンがひどくて、まず2枚の順位表を見てシーズン構造の複雑さを理解しなければ話についてけませんよね。初心者の足は遠のきます。チャンピオンシップやりたいでーす、地上波で放送するから見てね~、だけじゃ浅はかだよね。狙いとしては人気チーム同士の試合数を増やしたいんでしょうけど、それって単に今のゼロックス杯を拡大して、カップ戦2クラブとリーグ上位2クラブくらい選んで小規模リーグ戦かトーナメントをすればいいじゃないかな。

シーズンをいじる話だと、試合数を増やしたほうがいいという気持ちはあります。例えばナビスコ予選をちゃんとH&Aするとか、J2も混ぜたらどうよ、とか。あと、仮に半シーズンやるにしても、注目の集まる昇降格イベントを年2回に増やす、という狙いでうまくやれば成功する気もしないでもない。これなら順位表は1枚で済む(ホーム&アウェイの不均衡は解決しないけど)。賞金は半額が年2回か…。拡大ゼロックスをプレシーズンではなくポストシーズンに持ってくるとか? そのへんは計算がよく分からないところ。とにかく、サッカーは試合数が少ないからクラブの規模を大きくできないという面はある。それは解消する知恵を絞って欲しいと思っている。

で、今噂されているような、昇降格が年に1度で優勝が半シーズンにすると、ほとんど確実に観客の興味は減るだろう。というのは、半シーズンの興味が優勝争いにしかないとする。そして優勝するのに何敗できるか、というデータを過去の例で見ると、だいたい3敗くらいなんですよ。4敗したチームが優勝することはないわけです。今はチーム数が増えたから4敗くらいがラインかと思いますけど、例えば今季の川崎だと、3月にすでに2敗2分。その後の4月の2敗でもう優勝はないということになりますね。たった1ヶ月半ですよ? 残りの数ヶ月は降格しない程度に有料練習試合を繰り返しながら次の半分が始まるのを待つだけです。そんな試合、熱心なサポ以外の誰が見に行きたいと思うのかな? だから愚策。まあ、私はそれでも見に行くんですけどね。

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