高速道路無料化は正しいのでは?

民主党の高速道路無料化案が散々な評判である。政治的に民主党の支持層と思われる人々からも疑問の声が大きくなっている。これは政権党のネガティブキャンペーンのせいかも(…そんなわけないか)。

というわけで、当時は仕事が公務員に移って(公団の職員をみんな公務員にするのかな)料金が税金に名前が変わるだけで、意味がない。と、ここで書いてみた私だが、思い直してみることにしてみた。えへ。

道路公団が窮地に陥り、高速道路がこのような仕儀になったのは、ひとえに利用率が低いためである。せっかく作ったものが利用されず、投資に値する効果を上げていない。通る者のいない建造物を維持し増設するだけ。役に立たない上に赤字を垂れ流している。

役に立っていないこと、赤字を垂れ流していること、という2つの問題があるわけだが、赤字はしょうがないように思う。作ったのだから役に立てよと言いたい。

ではどうするか。当然、強制的に使わせる方法を考えるのが上策である。全員から絞り取る税金を上げて(払わなければ脱税である)、無料で使わせる。利用率は上がるだろう。すでに建設された道路は利用してもらえてハッピー、利用者は税金を払うものの物流コストが下がってトントン、政治家は過去の約束(無料にしま〜す)が達成できてハッピーだ。グループリーグで言えば2勝1分で文句なしに決勝トーナメント進出である。なんの文句があるのか。

作ったものは使われなくては死んでいるも同然。死んだ道路を後生大事に持っておくことに意味があるかっつの。もともと、有料であっても国庫の負担は少なくない。そうだ、無料にしよう。

…ちょっと無理があるかもね。まあでも、国策の失敗の始末のつけ方として、国(と国民)が全部かぶるのもしょうがないんじゃないかな。

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