例の三井さんの本。思わず一気に読み終えたときには平日の4:25 AMだった。
日本全国の検察に広がる公金横領を実名告発する直前にムリヤリの別件で不当に逮捕拘留された、検察の偉い人の話。ずいぶん根も葉もない個人攻撃で悪徳検事にされていたようだ(私はその記事群には特に注目していなかった)。
内容についてはさすがにくだらん嫌疑で10ヶ月も拘留されているため、いろんな怒りが支配している。その点、少しくどいがしかたないだろう。実際にまだ裁判は終わってなくて、まあ見た感じ確かに無理のある裁判だから、万が一有罪になっても刑罰を受ける心配はないのだが、そういう話ではないのだ。要するに公金横領を隠すためにそこまでするか、っちゅう話。三井さんも最初は私怨から匿名で告発したそうだが、ここまでされて公憤に化けたという。
検察、ダメすぎだなあ。法の番人がこんなんじゃ、税金払いたくない人が増えるのもしかたない。税金を払わない方法がない我々給料労働者が犯罪を犯すのもしかたない。しょうがないからいっそのこと、みんな無罪にしちゃおうか。
それから驚くべきことに、検察は自分たちに引け目があるから、官吏の横領はあまり起訴しない傾向にあるそうだ。民間にはバシバシやるようだが。いいなあ官僚。民間の雇われ労働者(というか会社員)よりずっと甘い汁なんだな。