料理の鉄人の演出の人が書いた、料理の鉄人を舞台にした小説。いいのかこんなこと？ まあ、許される立場の人なんだろうな。だったら細かい名前は変えなくていいんじゃないの、と思ったが。変えてない名前もあるし。設定は持ってきているけど、ストーリー自体はフィクションだからしょうがない部分もある。

小説としてはかなり面白く読めた。しっかり因縁を回収してラストに持っていった。読後感も良い。有名なテレビ番組をベースにしているためコンテキストを説明する必要がない点をうまく使って、ストーリーを構成してまとめあげた感じだろうなー。

たまにはこういう本を読むのもいいよね。今回みたいに、GWの雨の日にはちょうど良かった。