川崎3-1福岡 (終わり、そして続く)

監督のラストゲームで家長と小林悠がゴールしたのはなかなか痺れた。家長は監督就任の時に移籍してきて即タイトルをもたらした大選手だし、小林悠はトップチームコーチ就任の時のルーキーで大エースに育った選手。試合自体は勝っても負けても中位は変わらず、賞金とかは変わるんだけどモチベーションは明らかに監督ラストゲームをどう締めるか、にあったと思う。選手の動向はどうなるんだろうか。どうもソワソワしてしまう。ホーム最終戦前に発表してくれれば、お別れ会もできたのだが。

試合自体は負ける感じが全くなく、勝利を目指す意味では安心して見ていられた試合になった。相変わらず守備の緩さをソンリョンが解決していくシーンも。寒かったのでもっと厚着していけば良かったな。帰途も含めて、こないだのニット帽がなければ死の可能性があった。着てって良かったフロンターレのニット帽。命の恩人です!

川崎の選手はやっぱり上手さが目立つよね。これをどうして勝ち点に結びつけられなかったのか。結局はゴールできるかどうか、相手にゴールさせないかどうか、なんだよな。上手くても下手でも変わらない。

このようにして、鬼木監督の川崎時代が終わりを告げた。いや川崎の鬼木監督時代か。どちらがいいか、どちらでもいいか。

選手として8シーズン、指導者として18シーズン? 26年か。数え方合ってるかな。四半世紀の結果できた青黒きスーパースターとはまさにこのことだな。彼は実際のところWinnerではあるのだが。その勝率は凄まじく、シンプルに言えば「圧倒的に勝たせてくれた監督」ということになる。今シーズンもどん底感を出しながらも8位フィニッシュは立派ですよ。2005シーズンで8位フィニッシュになって喜んでいたじゃないですか。あの時からチーム数が増えて8位だから、相対的にはあの時よりも上なんですよね。今季で言っても、FC東京に2勝(しかも3-0, 3-0)でマリノスより順位が上だから、客観的に見てクビになるような成績ではなかった。もともとが圧倒的だったから「中の上」くらいになるとネガティブに見られてしまうのは仕方ないところだけど、今季は下位に取りこぼしたり大阪勢に弱かったり鹿島に2敗したのが痛かったくらいで、上位ともそれなりに戦えている。瀬古や大南や上福元を移籍で失ってもこれだ。

最後のセレモニーもなかなか、監督の退任、しかもすぐに鹿島に行っちゃう感じなのに、盛大にやりましたね。功績は認めるけど、明日にもライバルクラブに行っちゃう人にあそこまでやるのは川崎らしいと言えなくもない。拍手しながら、ジュニーニョ銅像事件を思い出してしまったw

次の監督の候補も取り沙汰されてますが、川崎はどっちかっていうと初めてプロで監督やる人を採用して成功してきたクラブだから、候補に上がってる人はどうなのかな。ちょっと懐疑的に思っていますが。大学サッカー部から風間さんを採用して成功させた川崎、高校サッカー部から採用して成功させた町田、次は…中体連だよな! そうだよな!?

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