いわゆる「料理の4大要素」に足りなかったもの

子供たちに、料理の4大要素について教えたことがある。

  1. 買い物
  2. 調理
  3. 食事
  4. 片付け

それぞれに大事で、それぞれに違った種類の楽しみがある。それぞれがそれぞれ、人生を豊かにするのだ。料理と人生観、密接な関係。

「料理の4大要素」でググると全く的外れな内容がヒットすることから分かるように、これは僕の独自理論ですのでご心配なく。よろしくお願いします。集合知では僕が自力で達した料理の真理にはたどり着けてないわけだ。なぜ自炊はレストランの食事よりも楽しいのか? それはレストランには「買い物」「食事」要素はあるものの、4つのうちの2つまでしか満たすことがないからだ。まー安い店では下膳が必要で「片付け」要素の一端を楽しむこともできるし、焼肉屋やお好み焼き屋では「調理」要素もあって人気を博している。あーもうすぐ鍋の季節っすねー。

最近気づいたんだが、この理論には欠陥があって、実は5個目があった。って話。その5個目とは何か。料理宇宙システムの冥王星みたいな奴とは?

じゃじゃーん! それは道具の手入れ、でしたー。

ってなわけで最近、包丁の手入れのためにマトモな砥石を買って、慣れない手つきでたまに研いでるんだ。割と切れるようになった気がする。何度かやってるうちに失敗ポイントも覚えてきて、ムラができて先っぽが切れにくいとか、そういうのも徐々に改善してってる。まー使ってる包丁はゾーリンゲンの割とマトモな包丁だったが、長らく使ってた研ぎマシーンが安物の簡易研ぎマッシーンだったのが気になってねー。シャープナーっていうのかな? 包丁を差し込んでは引き差し込んでは引き…を繰り返す。それでも切れるようになるよ? だけど砥石でシャーシャーやるのって憧れるじゃないですか。グッと本格的っぽくなる。いや、良いですよマトモな砥石ってのは。しっかり研げる気がするんだな。手入れしてるって感じがする。そこに楽しみがある。

料理ではないけど、ハサミも研いだりした。ハサミは難しいです…というか知識がないと一発で壊す。片刃を2つ組み合わせた構造ですからね。両刃のようには研げない。刃がない方は、もう片方との接触があるから削ったら壊れるのも道理。私はググってからやったので壊さずに済みました。片刃の刃物も研げるのも砥石の良いところ。

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