まあ全体的に鹿島のゲームだったね。そういうとこがうまいんだよね。ハーフタイムでトイレに並んでいるときに子供に言って聞かせたんです。
父「このあと後半立ち上がり、頭からガッて来るから、そこをしのげれば勝てるはず」
子「頭で来るの?」(たぶんヘディングという意味)
しかし、ダメでした。思っていたような取られ方ではなかったけど、一瞬のスキを見逃さないのが鹿島の平常運転。あの持ち方(スローインからのコントロールミスでグダグダに見えた)からピンポイントで合わせてくる。
エドゥを上げて最後尾のネットのロングパスに頼るようになったのはどうにも痛々しかったね。憲剛のが枠内に飛べばまた違っていたんだろうけど、あんまりチャンスも作れておらず、ほとんどの時間、後半は特に、勝てる感じじゃなかったよね。
勝つことでしか学べないことがあるんだろうな、たぶん。20回も学んできたやつと一度も学んだことがないやつの違いが出たってことか。そうであるなら、また差をつけられたという無情な話なのだろう。最終節でガンバに負けたときにすでに暗転していたんだよねコレ。俺たちずっとこうなのか。このトーナメントを制して優勝扱いになっても実際2位だしカッコつかないんだよな、なんて思っていた試合前の頃の俺がいかに能天気だったことか。相手はあの鹿島だってのに。