川崎4-0浦和 (ここまで無力な浦和は初めて見たかも)

今日は川崎が浦和に、マリノスが大宮に勝ってついでに湘南も甲府に勝ったので、神奈川3勝、さいたま2敗と理想的な一日になりました。

この試合で特筆すべき事がひとつ。ウチワを配ってくれて助かりました。すげー暑いの。風もないし。小雨も降ってすぐにやみ、蒸し暑い。ビールとペットボトルのお茶もあっという間に底をつく。ウチワはなぜか日大女子サッカー部(?)の子が再入場のレーンでも配ってくれたので、1人で2個ゲットしてしまいました。つまりウチワにウチワをかけて100倍だ100倍。分かるかこの算数が? ええ?

浦和戦を座って見ようということで、1Fのアウェイよりに席を確保。リスクの大きい席ですね。「負けた後、勝って嬉しがる赤い人海のそばにいる」というのは人生において不快な出来事のかなり上位に位置する。でも等々力で負けるわけがない! と信じた渾身のチョイスに女神は微笑んだのだった。

試合は両チームともかなり省エネ志向でした。川崎は2点目を取ったあとはかなりペースダウンして足を止め、たまに起こすギアチェンジの早さでチャンスを作る作戦に。浦和は最後までペースを上げず、もう早く切り上げて帰りたいのになんで攻めてくるのよ!? といった風情でした。効きそうだったのは前半に何度か見せた、クロスをジャンプして足で折り返す技くらいか。それもゴール前でいつになく厳しく寄せる川崎DFに阻まれ続ける。ここまで無力な浦和を見たのは初めてのことです。川崎お約束の終盤の失点も、気配を見せず。終わってみれば4-0、リーグ戦初完封、大久保がJ1の100ゴール目のPKを決めて。実際もっと点を取れたはずですが、大久保が101ゴール目を嫌ってチャンスにパスを出しまくったこともあり、4点で終わった。

これで得点35。浦和を抜いて得点はJ1トップに立ちました。そして30失点は鳥栖と柏に次いで3位。体験(得点+失点)した65ゴールはもちろんトップ。今週の「4得点の4日後に4失点、その3日後に4得点」が象徴しているように、出入りが多すぎです。なんというか、満貫縛りみたいなチーム?

試合後のアウェイゴール裏は水をかけたりペットボトルが飛んだり、ちょっと危ない雰囲気に。まあ等々力くんだりまで来てこんな試合見せられて平静を保てるわけがないですね。浦和にとって、満員の観客に見せるには恥ずかしい試合になったと思います。でも、最後は和解していい雰囲気になって帰って行ったようです。

この試合を端的に表現するならば、「夏場に連戦するという、うんこスケジュールの愚かさが出た、まったく馬鹿げた試合」。確かに木っ端微塵にやっつけて勝ったのは最高に嬉しいことだが、試合のクオリティとしてはどうだったのかと。

夏シーズンは一刻も早くやめるべき。少なくとも連戦は春先か秋にやるべきでしょう。そりゃ満員の客席もダラケますよ。川崎にとってはレナトと大久保という暑さに強い前線がいるので助かってはいるのですがね…私はキビキビした緊張感のある動きを90分固唾を飲んで見たいですね。省エネで過ごしたいからペースダウンして、GKは最初から最後まで何となくノロノロ動き、時折両チームが足を止めて時間を使い、チェックを受けたら踏ん張らずに転び、転んだらまた時間を使い、水分補給にいつも以上に気を使って。こういうことが必要なのは分かるけど、夏場の試合でなければ違うプレーを選択したはずでしょ? どっちがいいのかっつーと答えは最初から決まっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です