菜食主義勧める「聖母マリア」看板に反発、ボストン教区(cnn.co.jp)。
ローマ・カトリック教会のボストン教区は23日、動物愛護団体「PETA」が、死んだにわとりを腕に抱いた聖母マリアの広告看板を掲げていることに抗議、即時撤去を求めた。
あまり趣味の良い話ではないように思うが、政治に利用することもできるし、これのように変な運動(失礼)に利用することもできるし、商業利用もできるんだよなぁ、宗教って。犯罪にも使えるし、便利なものだ。この便利さが人類最大の発明と言われるゆえんか。
今回初めて知ったのが、菜食主義者と動物愛護団体が結びついていたこと。なるほど、言われてみると親和性は高そうだが、これまで別個のものだと思っていた。確かに、動物愛護人がウシやブタをぱくぱく食うわけにもいかない。
菜食主義者については、なぜ植物だけは食っていいと考えるのかがわからないところ。単に好き嫌いで食わないってわけでもなさそうだし、ウンコを匂わないようにしたい一心ってわけでもなさそうだし、恐らく思考としては、
細胞が細胞壁で守られていたりやたらに葉緑体を飼っているような生物は腹を切って食われるべきだ!(by 某イエス)
…みたいな感じ? 彼らは他の(人間以外の)肉食動物については別に悪しき存在だとは思ってないような気もするし、そのへんをどう折り合いをつけているのか。
あと、どこが限界なのかもちょっと気になるね。卵やミルクはOKなのか? ダメ? 昆虫(イナゴの佃煮とか)は? プランクトン的なもの(アミ類とか)は? そのへんの微妙な違いでいろいろ流派があったりするんだろうな。