レアルの世界戦略の一環としてのアジア遠征の途上で組まれた試合。FC東京はJリーグでも強豪じゃないし、普通はミスマッチだと思うのだが…。レアル側はジダンが出てなかった。しかしFC東京もただでさえ実力差が隔絶しているというのにエースのアマラオ、守備の要のジャーンに唯一(?)の代表がらみの石川まで出れないというひどい状態。
雨の降りしきる前半は(後半も降っていたが)FC東京はあっぱれにも互角以上の戦いをしていた。特にベッカムのFKが入るまでは押しまくっていた。あれが入ってなかったらわからないよって感じ。名前忘れたけどCK/FKを蹴る奴が何度もいいボールを入れるのだがなかなかゴールに入れてくれないのでわくわくいらいら、みたいな。途中で大雨洪水警報が解除されたって文字ニュースもどんどん流れて、一安心(?)した。
後半は見事に恰幅の良いロナウド(笑)やロベカルも出てきて、さすがというところを見せたが、まあそのへんはレアルだし、調整中と言えどこのクラスの相手ならばいかようにもなるてなもんだろう。結果は3-0。選手は途中で足が止まってた。
今回感心したのは、見にきてた観衆がFC東京のサポーターが中心だった(?)らしきことだ。ベッカムがボールを持っても歓声ではなくブーイングでプレッシャーをかけるし(彼らが明らかにベッカムをターゲットにしていたのはTV画面からもわかった)、FC東京がおしいシーンを作れば歓声と拍手が。応援歌も歌いまくり。FC東京の選手も歓声に乗せられてか、けっこう攻めてシュートも打っていた。試合としてはうまく噛み合ってて、レアルも良さを見せられたし、FC東京も勝ちに行く姿勢を見せられた。ミスマッチではなかったと思う。まあ、あれでなんでJリーグで点取れないのかね、というのはあるが。
ああ、これで「磐田なら勝ってたカモ」とかって言う奴が出てくるんだろうな(出ないって)。「あそこ中山なら決めてたよ」って。
レアルに関してはこんなニュース(nikkei.co.jp)もあるね。レアル(の子会社)がJASDAQに上場するつもりなの?