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Category: コンピュータ

Sonyよこの声を聴け

PC Watchでの後藤さんのおなじみのコラム。久夛良木健氏が語る、ポストVHSを狙うPSXのコンセプト(impress.co.jp)より。今回はSCEの久夛良木CEOへのインタビューに気になることがあった。Sony社員(特にCocoon部隊)はこれを聞いて反省してほしい。

[久夛良木氏] そうだ。何が違うかというと、操作感。今の家電のDVDレコーダでは、これまでのAV機器のクオリティに達していない。少なくとも僕らの世界にいる人は、マンマシンインターフェイスでは手触り感が重要だとわかっている。ところが、今(のDVD/HDDレコーダ)は、それが非常に低いレベルだから、GUIでEPGを見たり、録画した番組を早送りしたり、ブラウズしたりするのに、かなりストレスがある。TVだったら、リモコンでチャンネルをパッパと切り替えていたのに、それができない。ゲーム機なら当たり前の、戦闘中にメニュー開いてアイテム取り直して、他のプレイヤと話すという、あのスピード感がない。

まったくその通り。もし、あの(P500)程度で満足しているとしたらイカれている。ちびちびと改良しないで、決定的なものをくれよと言いたい。まあ、PS2の(個々のゲームの、ではない)生のインタフェースもちょっとアレなんだけどねぇ。で、

ビル・ゲイツの慧眼

ソフトウェア特許に抗議するEU(cnetnetworks.jp)。こないだの、サイト閉鎖の話についてレッシグ先生が書いていた。

数多くのフリー/オープンソースソフトウェアのサイトが、ソフトウェア特許への抗議を表明するのためにページを閉鎖し始めている。たとえばGimp(gimp.org)のサイトのように。このイノベーションの自由への脅威に対して、ヨーロッパの驚くべき人々は実際に通りに出て抗議運動をおこなっている。

gimpのサイトはすでに閉鎖をやめているが、それはともかく。 この中でビル・ゲイツが1991年にはすでにソフトウェア特許の弊害について正しく理解していた、という内容があった。オリジナルはハードカバーの本(ISBN:0-471-59902-6)でありWeb上には見つからないので、引用の引用にしとく。

“今日使われているアイデアを考案した人々が、特許はどう与えられるかを理解していて、もし特許を取得していたとしたら、今頃この産業は完全に行き詰まっていたに違いない。……われわれの採るべき戦略は、取れるだけの特許を取得することだ。……独自の特許を持たない将来の新進企業は先行する巨人たちの決めるどんな対価でも払わざるを得ない。対価は高くなるだろう。すでに確立された企業には将来の競争相手を排除する理由がある”。 Fred Warshofsky,『The Patent Wars』170-71 (NY: Wiley 1994).

欲しいものリスト

憶測を呼ぶ「タイムマシンの部品買います」スパムメール(hotwired.co.jp)という記事。タイムマシンを作るための部品を調達しようと大真面目にSPAMを送り続け、金をつぎ込んだ22歳の青年がいて、騙され続けているらしい。冗談ではなく。

アイオワ州在住のコンピューター・プログラマー、デイブ・ヒル氏はこの夏、電子メールの受信箱に毎日のように断りなく送られてくる月並みなスパムにまぎれた1通を見たとき、ちょっとした新鮮な驚きを覚えた。それは、ローンの勧誘や、ペニスを大きくする薬やダイエット製品などを売り込む広告とは全く違い、まるでSFの世界から届いたようなメッセージだった。

ヒル氏は思わず返信してしまっただけではなく、フォトショップで画像を作ってオンライン販売サイト(davesplanet.net)まで作ってしまった。そして、この22歳のロビー君は、

ロビー・トディーノ氏は、自身が「完全に正気」であり、求めているタイムトラベル技術はどこかにあるのだと主張している。

とのことだ。 うちにはこの人のSPAMは来てないな。ちょっと欲しかったかもしれないと思った。 ジョークだと思っていたら相手が本気だった、ってことはけっこうある。後味は悪い。

認証フェーズの穴

<不在通知書>郵便受けから抜き クレジットカードだまし取る(yahoo.co.jp)という事件が日々起きているらしい。

郵便受けから抜き取った不在通知書をもとに、偽造した身分証などを使って受取人になりすまし、クレジットカードなどの入った郵便物をだまし取る被害が全国で相次いでいる。

不在通知のハガキを無防備な郵便受けから抜き取って、主に健康保険証のような写真のないIDで郵便局に行って荷物を受けとる。不在通知を置くようなモノってのは荷物か書留、重要な書類が多い。不在通知を見ると住所や氏名がわかってしまうので偽造は簡単である。郵便局は住所と氏名しか照合する方法を持っていないため見破るのは不可能に近い。ハンコはただの飾りだ。 さて。 我々はこのような行為から何を守ればよいのだろうか。この中で我々が守れるべきポイントが1つある。**それは郵便受けを深くしてカギをつけることだ。**その程度のことをせずに被害者ヅラをするなよとまでは言わないが、そんな感じで。ちゃんちゃん。 しかしここで注意したいのは、郵便受けにセキュリティが保たれているなら、そもそもクレジットカード配達の不在通知など不要で、入りきらないもの以外はそのまま置いてくれればよいのだ。我々の不便(不在通知を見る→自動応答サービスに電話をかけて再配達してもらうor自分で取りにいく)は一体何なのか。不在通知のセキュリティが保たれていないなら、このような手順は無意味だ。1つの穴が全部を台無しにする好例と言えよう。 無論解決策はある。「カギつき郵便受けマーク」だ。外から見えるところに「カギつき郵便受け」であると「カギつき郵便受け委員会」に承認された(笑)郵便受けにのみ、「カギつき郵便受けシール」を貼る。郵便屋さんはこのシールがついている郵便受けにはハンコなしで書留を投入できる。マークの偽造は有印私文書偽造ってことで。 このシステムが採用されれば、郵便屋さんも手間が減りつつセキュリティも保ててハッピーだし、仕事が忙しくて昼間受け取れない人も、外扉が頑丈すぎて電話かけてくれないと郵便物を受け取りに出れない人(郵便局の配達員は電話をかけてこない&郵便物には相手の電話番号を書かない)もハッピーだ。唯一ハッピーになれないのは受信確認ができない発送者かな。…ダメじゃん。 結局郵便局の認証フェーズをどうにかして、ピクチャIDのみを認めるようにするしかないのだろう。郵政公社にがんばってもらうってことで。はやく民営化しろ。

Dellは偉大か

世界一重要なPCメーカーは?(zdnet.co.jp)なんてのでDell(dell.com)(日本Dell(dell.co.jp))を押してる人がいる。

世界で最も影響力のあるPCメーカーはどこだろうか? 一部にはソフト・ハードの設計を理由にApple Computerを推す声もあるだろう。また、PCを職場に普及させ、ノートPC設計の重要なアイデアを生み出した意味で、IBMを挙げる声もあるかもしれない。 私は個人的にDellを推したい。

Dell、とりあえず名前がいい。Bellと似てる。あの、エリシャ・グレイとほぼ同時に電話を発明したっていう。おれも自宅の電話はU.S.Bell製だ。 でもDellってほんとメーカーっぽくないよねぇ。ある意味、商社みたいな感じだ。それに、Dellモデルってけっこう研究されてると思うんだけど、果たして同じやり方で成功する人がいるのかという疑問をいつも抱く。 でもこの人はなかなかおもしろいことを言っているので最後に引用しよう。

デル氏へのインタビューや公の場での発言を見ると、人はいつも同じような感想を持つはずだ。もしレーザー兵器を装備した宇宙人が明日地球に降り立つとしたら、交渉団の候補リストにデル氏の名前を入れたい、と。

PAN(Personal Area Network)の時代

季節外れだが、電子機器を自在に配線できるポケットだらけのジャケット(hotwired.co.jp)がある。 画像(wired.com)がおもしろい。持ち歩き方法というのは課題なのだ。そしてネットワーク化も必須(?)だ。
# そんなものはBluetoothを使え。

ポケットの穴と布製の管を使って配線を行なえば、コードを一切表に出すことなく機器どうしをジャケットのあちこちで接続できる。ジョーダン氏は『パーソナル・エリア・ネットワーク』(PAN)と名づけたシステムの特許を出願中だ。

これ系の衣類は増えているような感じもする。去年買った短パンには電話を入れるための専用ポケットがあった。 まあ、さすがにポケットが30個、ファスナー32個で、オプションを装備することでポケット42個、ファスナー36個になるのはやりすぎかも。

わかっていてもついやってしまう、あるいは知らずにやってしまう

郵政公社のブラスター感染はNECの作業ミスが原因——損害賠償も検討(nikkeibp.co.jp)という事例は参考になる。誰にでも起こりうる。

保守作業員はいったんPNETから保守用パソコンを切り離して、電話回線経由でインターネットに接続してしまった。理由は、保守作業に関する情報をインターネットから入手したかったためだという。

何が悪いのか。セキュリティモデルにあるのではないかな。インターネットから切断されていれば安全ということはない。常に人間のオペレーションがそれを破ってしまうのだ。

セールスポイントを自殺させたプロバイダ

大量トラフィック禁止に乗り出したプロバイダーの矛盾(nikkeibp.co.jp)という記事。プロバイダがブロードバンド接続したユーザのネットワーク負荷に耐えられなくなり、一方的に約款を改訂して、ネットワークの負荷が高いユーザを解約できるようにしたらしい。ターゲットはファイル交換(特にWinny)だが、Winnyを使っていないこのコラムの筆者自身も警告を受けてプロバイダを退会したらしい。

プロバイダーが嫌う“大量のトラフィックを発生させるユーザー”、つまりWinny でいうところの「神」は、ある意味、広告宣伝通りのブロードバンドの使い方をしているユーザーと言える。  確かに、多くのユーザーにとっては、回線速度の低下の原因となる、そのようなユーザーは、腹立たしい存在かもしれない。しかし、プロバイダーにも矛盾はあるだろう。広告宣伝でブロードバンドの高速性をアピールしているのに、実際にはほかの人に迷惑がかかってしまうのだから。

この人がやったのは、自宅にライブカメラをつけて、一定時間ごとにプロバイダのサーバスペースにアップロードする行為だ。5秒に1回、14KBだから、使っているのはだいたい3KB/sだ。Bフレッツの100Mbpsなのに、たった3KB/sで警告を受けてはたまらん。 読んでいるうちに、こういうプロバイダのブロードバンド商法はサギに近いのではないかと思った。許可するデータ転送量の基準を明示せず、スループットだけを宣伝することでユーザを獲得しておいて、数値化されていない基準で警告を発したり強制退会させたりできるとは。問題ならば許可するデータ転送量を明示すればよいのだ。 Winnyに関する関連記事(nikkeibp.co.jp)のリンクも書いておく。ただ、こっちの記事には、