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ビル・ゲイツの慧眼

ソフトウェア特許に抗議するEU(cnetnetworks.jp)。こないだの、サイト閉鎖の話についてレッシグ先生が書いていた。

数多くのフリー/オープンソースソフトウェアのサイトが、ソフトウェア特許への抗議を表明するのためにページを閉鎖し始めている。たとえばGimp(gimp.org)のサイトのように。このイノベーションの自由への脅威に対して、ヨーロッパの驚くべき人々は実際に通りに出て抗議運動をおこなっている。

gimpのサイトはすでに閉鎖をやめているが、それはともかく。

この中でビル・ゲイツが1991年にはすでにソフトウェア特許の弊害について正しく理解していた、という内容があった。オリジナルはハードカバーの本(ISBN:0-471-59902-6)でありWeb上には見つからないので、引用の引用にしとく。

“今日使われているアイデアを考案した人々が、特許はどう与えられるかを理解していて、もし特許を取得していたとしたら、今頃この産業は完全に行き詰まっていたに違いない。……われわれの採るべき戦略は、取れるだけの特許を取得することだ。……独自の特許を持たない将来の新進企業は先行する巨人たちの決めるどんな対価でも払わざるを得ない。対価は高くなるだろう。すでに確立された企業には将来の競争相手を排除する理由がある”。

Fred Warshofsky,『The Patent Wars』170-71 (NY: Wiley 1994).