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暦の説明についての後悔

後悔というほどでもないけど、子供と雑談していて暦の説明をしたんですが、もっといい説明ができたかもしれないなと。

まず、暦というのは種をまく時期を決めたりするから非常に重要なものであったと。このへんは説明できた。

太陰暦というのは月の満ち欠けを数える暦で、だいたい1年に12回新月→満月(→新月)を繰り返すことから12ヶ月になった。だから太陰暦時代は毎月15日あたりが満月だった。なんで太陰暦になったかというと、月は形が変わるので太陽よりも観測しやすい。形を見ながら数えてればだいたい29〜30日くらいで1周するし、12回くらいで季節が元に戻るというのが昔の人にも分かったわけだ。このへんは説明できなかった。

しかし12回の月の満ち欠けでは1年とは誤差が大きすぎ、たまに1ヶ月追加したりしないと季節がズレていってしまい、不便が大きい。そこで太陽の角度とかを観測する技術が出て太陽暦になった。これだと太陰暦に比べてズレが少なく、だいたい4年に1回くらい2/29を追加することで1日以内のズレにできたわけだ。このへんは多少まともに説明できた。まあ時代によって観測精度が上がってきてうるう年の追加方法が変わったとかいうのは説明できなかったな。

単に「昔は太陰暦があったけど今は太陽暦なんでズレが少ないんだよね」という説明は上手くなくて、技術の推移で説明してけばもっと分かりやすかったな、と思ったんですね。実際に子供でも月の形の変化を知ってるわけだが、太陽の変化を知ることはできないでしょう? 大人でも多くの人は太陽の変化で暦を作るなんてできないだろう。月の形を見ながら日数を数えるくらいなら、子供でも日記をつければできるような気になれるんじゃないかと思う。

でも、なぜ昔は太陰暦だったかなんて、誰も教えてくれなかったな。Wikipediaにも書いてない。だから「太陽よりも月のほうが観測しやすかったから」が正解なのかは正直、自分にも分かってないのだが、そう考えるしかないよな、と思っている。まあ潮の満ち引きを知りたい云々…というのはあるんだろうけど、それって後付けだよね。

まあたぶん子供はしばらくしたら忘れてるんだろうけど。