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俺達の原田拓、川崎を去る

私にとって、これまでのフロンターレで最も自分に重ねられることのできた選手。原田拓が川崎を去ることになった。原拓好きというのは川崎においては珍しいと思われるかもしれないけど、好きな理由は上記の通り、なんとなく存在が自分に似てるかなぁということ。似てるのは容姿ではないですよ(笑)。しかしフロンターレって、自分に似てると思える選手はほとんどいないんですよね。遠いようで近いようでやっぱり遠い、そんな存在なんです。その中にあって原田が一番近いと思ったわけですね。

ファン感ではサインをもらって写真も撮らせてもらいましたし、昨日も最後に握手してもらいましたが、いい人でした。「ありがとう」とだけ言いました。

大橋加入以前はFKが最も上手く、大宮戦ではビューティフルゴールを決めてトニーニョのオウンゴールを防いでその名を轟かせたし、ACLで決勝トーナメント進出を決めた「はつのり」試合でも貴重な得点をゲット。あの試合の原田はまさにキレキレでしたな。そのあとしばらくするとサテでの出番が主になりました。今季はリーグ戦に2試合4分の出場でイエロー1枚ゲット、ナビでは出番がありませんでした。

Jのサテは実戦の場としては試合数も少ないですし、ユースを使ってくるチームもあって相手にムラがありすぎ、モチベーション的な問題も。移籍先にもよりますが、川崎を出ること自体は原田本人にとっては悪くない話になるのでは、と思います。

サテでは私が「原拓オヤジ」と呼んでいる人がいつも観戦していました。原田が近くに来ると、大きな声で「原田!」だの「原拓!」だの叫ぶというだけなんですけど。聞こえると、面倒くさそうに反応してましたね。あの原拓オヤジ、もしかしたら俺と同じ気持ちだったのかもね。悲しんでるだろうな。