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チーム数の増加について

来季からJリーグは2チーム増えて30チームになる。J1が16→18チームに、J2は12チームのままとなることが決まっている。

そういえばチーム数が増えることについて、昨日のTV(朝まで〜)で植田朝日がまともなことを言っていたような気がしたのと、Jリーグ見てない人はどうしてそうなのか、分かんないと思うのでまとめという意味でも書いておく(数字が多いので図やグラフにしたほうがわかりやすいと思うけど、文章だけで失礼します)。

実は植田さんの発言はあんまり思い出せてないんだけど(笑)、「J1やJ2、JFLでも地域リーグでも、チームにはサポーターがついてて、毎週末地元のチームに試合があるってことがみんなの幸せになっている。この幸せをもっとたくさんの人に感じてもらいたい、だからチーム数を増やすことは歓迎」みたいな感じのことだったように思う。これが基本となる考え方なんだと、この1年を過ごしてみてしみじみ再認識しました。

Jリーグ関係の偉い人も偉くない人も、たぶんみんなそう思ってます。週末にJリーグの、特に川崎の試合があるって、本当に幸せなんですよ。

だから、Jリーグ全体では、理想を言えば日本人の幸せのために増やしたほうがいいのは間違いない。全都道府県に作るとだいたい50チームかな、これを3部くらいまで分けて、J1が18、J2が16、J3が16? くらいにする。パネラーの皆さんも口々に言っていたが、入れ替えチーム数を多めに設定すれば盛り上がるし、活性化する。現在は日本のサッカーの土台がそこまでいってないのだけど、目標としてはいい話だ。

今回28→30チームに2チーム増やしたのはそういう理想に向かって進んでいるということだ。そこでJ2ではなくJ1を増やしたのはまた別の話。バランス的にはJ2を増やしたほうが格好はつくけど、それはできない相談だったので、意見もクソも、単に「妥当な判断だった」としか言いようがない。

それは試合数の問題だ。J2を増やすと14チームとなるが、これだと試合の編成が困難になる。2クールで26試合では少なすぎるし、4クール52試合は多すぎる(…というか常軌を逸している)。3クール39試合は試合数としてはちょうどいいけど、ホーム&アウェイにならずに不公平になってしまう。

去年までのJ1は16チームでホーム&アウェイだとリーグ戦が年間30試合とカップ戦。18チームになった来年からはリーグ戦が34試合とカップ戦。J2は12チームでホーム&アウェイ2セットの年間44試合、カップ戦なし(天皇杯はオマケです)。

理想的なペースで言えば毎週末に試合があって、間に中断期間が2週間くらい、オフが2〜3ヶ月くらいという感じかなと思う。1年=52週間の内のオフが8〜12週間、中断が2週間とすると、使えるのは38〜42週。だからJ2の44試合は、ちょっと多め。…オフも3〜4ヶ月と長いので、週に2試合というスケジュールを普通にやっていた。これでは選手もサポーターも疲れてしまう。

で、その38〜42週(試合)ということだと34試合とカップ戦の予選(4チームのホーム&アウェイ=6試合)が、ちょうど40試合になる。カップ戦の決勝トーナメントは最後まで行っても3試合だからまあ、なんとかなる範囲。上のほうのチームはアジアで別のカップ戦があったり選手を代表に拉致されたりするけど、財力があるチームならどうにかするし、どうにもならないならカップ戦のどれか、あるいはリーグ戦を捨てることになる。そこは我慢してもらうしかない。

それから、次増やすときにどうするか、ということを考えると、次は1〜2チーム増やすだろうけど、J1を18→16と削り、J2を12→16と増やすという措置が取られることになる。まあ、これで格好はつくよね。そして16チーム同士になったらJ2もカップ戦に参戦する*はず*だ。

最後にまとめると、チーム数を増やすことが人々の幸せを増やすというのが前提にある。そして、参入の意欲のあるチームがあったので増やした。「2チーム増」だとJ1を増やすしかない。「4チーム増」ならJ2を増やしていたろう。他に選択肢はなかった。

再来年に2チーム増やすかどうかはよくわからないな。ただ、増やしたいという思いは多くの人が持っています。