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効かない薬

「抗生物質は風邪に効かない」 学会、やっと指針明記へ(asahi.com)。

風邪の原因の90%がウイルスだ。細菌を殺す抗生物質は効かない。抗生物質は細胞に作用するが、細胞そのものを持たないウイルスには効果がないからだ。

(中略)

大阪市の中浜力医師は01年、全国の開業医409人を対象に風邪患者への処方実態を調べた。すると、抗生物質を「ほぼ全員」に処方するとした医師は30%。「2人に1人」が32%。「ほとんど処方しない」は4%に過ぎなかった。

風邪で頭がボーっとした患者が悪い医者に騙されて効かない薬を与えられてきた、という図なのだろう。これはさすがに医者がアホだ。そこまでしてカネが欲しいのかと。薬を欲しがる患者が悪いという説を為す人がいるが、それもおかしな話で、専門家(医者)が素人の誤りを正せないなら、なんのために高給取りの専門家がいるのか。

厚労省のEBM(根拠に基づく治療)という言葉が出てきたのはここ2〜3年で、それ以前は国として指針作成を依頼するのは難しかったというのも妙な世界観だ。医療は科学/技術ではなかったのかな。これではシャーマンが風邪を治してくれてた時代と変わらんではないか。おれとしたことが、騙されてたぜ。

おかげさまで、私の風邪はだんだん治ってきた。

# 元はと言えばこれを書きたかっただけなんだけど(笑)。

今回の風邪を治すのには抗生物質は使っていない。

(追記) 2003-12-09 22:37

少し書き加えました。