特攻隊で9回出撃して生き延びた、佐々木友次さんの話。そういう人もいたんですね。すげー。その話は生々しい。
素人の司令官に宴会に呼ばれたせいで出撃することなく死んだ隊長。その隊長が残した爆弾を解き放つ仕掛けを使い、爆撃を成功させて戻る。すると上の人が面罵するわけです。で、とにかく死んで来いと命令されて何度も出撃するが、色々あって戦果は上げつつも帰還を繰り返す。
その司令官は「自分が最後の機に乗って特攻する」と常々宣言していたが、戦況が悪化すると真っ先に味方を騙して勝手に逃亡するというね。
特攻隊で9回出撃して生き延びた、佐々木友次さんの話。そういう人もいたんですね。すげー。その話は生々しい。
素人の司令官に宴会に呼ばれたせいで出撃することなく死んだ隊長。その隊長が残した爆弾を解き放つ仕掛けを使い、爆撃を成功させて戻る。すると上の人が面罵するわけです。で、とにかく死んで来いと命令されて何度も出撃するが、色々あって戦果は上げつつも帰還を繰り返す。
その司令官は「自分が最後の機に乗って特攻する」と常々宣言していたが、戦況が悪化すると真っ先に味方を騙して勝手に逃亡するというね。
素粒子でノーベル物理学賞を受賞した学者で左派の闘士が語る戦争と科学者の関係。平易で読みやすい。深いことは言ってない。言ってるのは非常に単純な原理、「おまえら科学者である前に人間だろ!?」と。まあホント、大したことは言ってないな。誰もが思うことなんじゃないかという気もするし、そういうことを何にも考えてない人もいるんだろうなとも思う。
実際のところ、私も若い頃こういう類のことを考えていた。そして新卒入社して、最初に上司になった人に飲み会で聞いてみたことがあった。つまり、軍事関連の仕事があったらやるべきか否か。僕は敵を殺すために就職したわけじゃないから、やりたくないと思ってたんだよね。敵といえども命は重いよ。だから良心に聞いてダメなら会社辞めるしかないなコレ、と。
あのカエサル本人が書いたベストセラー。ローマの英雄ね。淡々と平易な文章でガリア戦争の経緯を書いている。勝ち戦も負け戦も、感情や自慢をなるべく交えずに1段上から書いており、非常に良い。わかりにくいのは人名くらいで、臨場感があって読みやすいのもいい。カエサルがこんな本書いてたなんて。これからはシーザーサラダももっと味わって食おう。
司馬遷の「史記」もそうだけど、現代の小説や歴史書と読み比べても、読み物として優れており、俺達は一体2000年以上も何をやってたんだと思わなくもない。紀元前にこれをすでにやってたわけだ。ほんと、進歩してないよね。