自宅の近所に「丸子」という地名があります。そんな奇縁から読むことになったこの有名な旅行記は獄中で作家に語った内容が書物になった…らしい(獄中と言っても犯罪を犯したわけではなく、敵対国の捕虜になった)。だから、現代に起きたことであれば、著者はその作家ということになるだろうか。あるいはスポーツ選手の自伝のようにライター(インタビュアー)の名前は著者としては扱われないのだろうか。まあそんなことはどうでもいい。
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ゲーム動画配信の人気ストリーマーNIRUの、ぼんやりとした自分語りの本。
あーごめんなさい、実はこの人の動画は見たことないんです。家族がこの人の動画が好きみたいで、本を買ったのを横から読んだ。なるほど。
特に感動することもないし、説教臭くもない。素直な言葉が素直に並んだ感じ。物議を醸すような内容は皆無で、読んでて全く不快感がない。さすが炎上対策で訓練されてるストリーマーと言ったところか。
素直な感想としては、自分もこういう文章書いてみたいなーと思った。つまり、「まだスプリントプランニングの途中です」「普通レベルのサラリーマンエンジニアwtnb75の神commitの原点」みたいな。で、子供の頃から若い頃の一人旅の話とか、送ってきた短い人生を振り返りながらぼんやり語るという。
サッカーの2部リーグのシーズンを取りまく人間模様のオムニバス。チーム名は架空だが。恋愛だったり、家族だったり、仕事だったり、友人だったり、親戚だったり。現実感がないシーズン展開もあるが、悲喜こもごも。その雰囲気は出ていると思う。
まあ実際はそんなにしょっちゅう旅行できる人ばかりじゃないんだよね。遠出というのは描かれている通り、お金も時間もかかるもので。そこで自分はホームスタジアムの近所に住んだ。アウェイをどうするかって問題は残るんだが。