イランで起きた大使館占拠事件で人質にならなかった6人を国外へ脱出させる作戦を指揮したCIAの大物スパイによる実録本。映画、しかもかなりの名作になってるようですね。なかなかすごかったな。
人質を取る国家…というのがすごい話ではあるんだけどね。どうしてこんなにこじれてしまうのか。それが人類の営み?
イランで起きた大使館占拠事件で人質にならなかった6人を国外へ脱出させる作戦を指揮したCIAの大物スパイによる実録本。映画、しかもかなりの名作になってるようですね。なかなかすごかったな。
人質を取る国家…というのがすごい話ではあるんだけどね。どうしてこんなにこじれてしまうのか。それが人類の営み?
2の続き。リスベットが入院中にいろいろな人が暗躍する。まあなんだかんだで良識が勝つ。ちょっと普通に勝ちすぎて気持ちが悪くなるほど。ただこういう展開のほうが読後のスッキリ感はあるだろうね。2はまあ明らかに続きがあったけど、3のラストはそれほど多くの謎が残ったわけではないし。
ただまあ、1や2に比べるとドキドキ感は薄いな。描写がいろいろあって勝つことが分かってしまっていた。1は呪われた一族による孤島ミステリで先の展開を読みにくかったし、2は狂人軍団との対決で、設定の無理さを脇に置いとけばこれはなかなかの強敵だった。そして3はスパイ小説。ジャンルを変えながらの3部作。次はSFか何かか? と思わせつつも、この著者は4を途中まで書いて永遠の眠りについたらしい。そして権利関係でモメて4の途中までの原稿も日の目を見る気配はなさそうだ。これ以上この著者の本を読めないのはちょっと残念に思う。