現代は結婚・家族制度と仕事社会が悪魔合体している。その歪みが導いた地獄を描写する。まあこれ妻が一方的に悪いよね絶対、と思わせるような例もあったが、憎悪を持ち続けながら生活している様子が淡々と描かれる。不幸のオンパレードだ。テンポ重視の文体で、著者は学術的な人ではなく、文筆家。それ系か…
これは大体10年前くらいの本ですね。団塊だの氷河期だのと年齢表記があるけど、おおむね10年プラスして考えればいいだろう。答え合わせ的な? まあ10年前にこれで、今の状況はほとんど変わってないわけだから、不作為も甚だしいことが知れる。