奇妙な若者が破滅に向かって進んで行く本。なんかスゴイね。スゴイすぎる。こういう小説もあるんだな、と思った。文章力の高さは感じさせる。セリフが多い。というかほとんどセリフだけしかない。しかし買った車はどうなったんだこれ。そのへんはあまり意味がわからなかった。そこここに俺には読めない何かがあるんだろうな。
いい読書をしたな、という感想も思うけど、もう一度読むかというと読まないだろうね。爽快感はないし、読後の人生に何かが残るかっていうと、何も残らない。ただいい読書をしたという感触だけが残っている。
奇妙な若者が破滅に向かって進んで行く本。なんかスゴイね。スゴイすぎる。こういう小説もあるんだな、と思った。文章力の高さは感じさせる。セリフが多い。というかほとんどセリフだけしかない。しかし買った車はどうなったんだこれ。そのへんはあまり意味がわからなかった。そこここに俺には読めない何かがあるんだろうな。
いい読書をしたな、という感想も思うけど、もう一度読むかというと読まないだろうね。爽快感はないし、読後の人生に何かが残るかっていうと、何も残らない。ただいい読書をしたという感触だけが残っている。
就職活動の採用側を描いた小説。ドライな描写、短めの文章、展開早めでエンタテインメント性を高めた感じ。なかなか楽しめた。
主人公が同棲相手を切ったときの嫌味な感じは著者の実体験か何かかな。あれはムカつくよねぇ。あんまり感情がない人が主人公なのだけど、時折見せる人間の感情、そして学生との勝負に負けて、ラストにつながる。
ラストの暗喩(?)もなかなかのもの。そう来たか。そういうテーマだったんだこれ、と最後に気付かされる。
本当に意外な良い出来の小説で、普通に面白い。映画化もされてたそうです。
前の「陰日向に咲く」もだいぶ以前に読んだけど、悪くなかったなぁ…冴えない男が人の思いというものを知っていき、最後はちゃんと辻褄も合って、スッキリした読後感を誘う。なんていうか、安心して読めますよね。文章自体も読みやすい。
私も子供を持つ身になってみると親のありが云々…というテンプレート的な話は置いておくと、子供の価値というのは「成長すること」と「必死になれること」だと思います。観察してると、生まれたときからあらゆることに必死ですからね。息するだけのことでも、精一杯、一生懸命やってるの。成長していくと歩くのも走るのも泣くのも遊ぶのも、必死になってやる。そういう気持ちがいつまで続いてくれるのかな、と思っているし、親としてはちょっと付き合いきれんなと思うこともある(笑)。