ライトなパロディ推理小説。密室殺人事件にフォーカス。だいたい無理があるのに、押し通しているこの感じ。
それぞれトリックと裏があって悪くないけど、元ネタを知らないので…知ってればもっと楽しめたかもしれないな、と思ってしまう。
こういう短編集のいいところは、寝る前に1編ずつ読んでくと1週間持つというところかなー。長編一気読みとかだと疲れちゃうケースに、ちょうどいい感じね。内容も文章も重厚じゃないので、軽い気持ちで読み始めて読み終われる…疲れないで済む。
ライトなパロディ推理小説。密室殺人事件にフォーカス。だいたい無理があるのに、押し通しているこの感じ。
それぞれトリックと裏があって悪くないけど、元ネタを知らないので…知ってればもっと楽しめたかもしれないな、と思ってしまう。
こういう短編集のいいところは、寝る前に1編ずつ読んでくと1週間持つというところかなー。長編一気読みとかだと疲れちゃうケースに、ちょうどいい感じね。内容も文章も重厚じゃないので、軽い気持ちで読み始めて読み終われる…疲れないで済む。
不自然な設定、張り巡らされた謎、名探偵、そして一筋縄では行かない謎めいた登場人物たち、最後のどんでん返し。これだよね。絵に描いたような現代日本の推理小説。楽しかったです。
まあ、それ以上語ることはあんまり、ないかなー。推理小説においては感想をネタバレなしで書くのが難しいわけよ。
壮大な映像と痛快アクションが入り混じった話題作。
「オズの魔法使い」の物語をベースに、紅の探偵が事件を鮮やかに解決していく復讐の旅物語。全てを統べるひとつのクッキーを火口に投げ込んで滅ぼさなければ! そのために遠くカンザスの地にビンテージワインを届ける! そのウサギの足のお守りの謎とは…なんか混ざりすぎてねえか? 「ごんぎつね」まで混ざってた気が。おまえだったのか!!
決め台詞を持つ探偵のキャラクターも悪くないしストーリーの繋がりもあって、童話風の急展開の空気感。なかなかいい出来だった。
人気昔話ミステリの第3弾。とりあえずサルがやばいということはわかった。南天丸、死すべし!
なかなか楽しめたよ。誰でも知ってる話だけど、なんとなくバリエーションがあって変化があるのが昔話。それがベースだから、というのもあるだろうな。
昔話をベースにしたミステリ。まさかあいつがあんなに悪いやつだったなんて! 短編集みたいになってるけど、よく語られる昔話、よくある本格推理のアングルで、一通りのバリエーションはやった感じかな。
まあこれ叙述トリックはどうかと思った。しかしこのフォーマットはいろんなことに応用できるよね。と思ったら続編も出ていた。続編も読みたいなー。別に昔話じゃなくてもよくて、よく知られている物語をベースに推理小説にすればいいんで、範囲は広いよね。
雰囲気のあるハードボイルド系の推理小説。登場人物が多くてついていけないやつだな。もうちょっと減らしてほしい。
まあ、人物の描写も深いし、エピローグもなかなかの切れ味があって、なんかシリーズになるような感じですね。状況よりもキャラクターの描き込みに寄っていて、その種のことが好きな人には、このほうが良いんだろうな。計算されている。まー終盤の相方に関しては少しガッカリしたけど。そういうキャラじゃなくなかった? っていう。
あのグラント・マカリスターをめぐる推理小説。罪深い男よ。「あの」って誰だよ…
それはともかく、かなり楽しめたね。非常にこう、工夫が凝らされていて。劇中劇、そして著者グラントへの尋問が連続して。とにかく最後まで目が離せない。読ませる。いやー、いい本を読んだね。どういう頭してたらこういう本を書けるんだろうね。
ふざけた推理小説の短編シリーズ集? なんでこれ読もうと思った…
のっけから親方の娘のツインテール女子高生とか言い出してたので「こいつやべーな」と思ったが、まあ途中からは外見描写が皆無になりつつ、割とまともではある状態に。推理小説をたくさん読みすぎてしまった人向けの、ライトな推理風小説、といったところか。ギュイーン! 最初の雷電の話とか料理回なんかは推理小説とは言えないと、思うが。ギュイーン!
1作目の『大相撲殺人事件』のほうを読むかどうかは、ちょっと迷っている。もうちょっと名作推理小説を嗜んでからのほうがいいような気がするね。私はまだ「読みすぎた」とは言えない状態なのでね。
高校の頃、推理小説が好きな同級生が語ってくれた、この作家のやつを読んどけば間違いないという扱いの著者を示すリストの筆頭にエラリイ・クイーンがいた。当時すでに古典。それから20年以上の時を経た今、読んで、どう感じるのか。
まあその20年以上の間、私はあまり網羅的には読まずにつまみ食いで推理小説の読書を嗜んでいたわけだが、エラリイ・クイーンのこの本の新訳版が出てた。ので、興味を引いて読むことに。
謎に迫る手がかりに全く手がかからず、全く進展のない展開がひたすら進み、読者も登場人物もフラストレーションを溜めていく。ジリジリしつつ、最後はうまいこと収めた? いやオレは収まってないと思うけどね。