名探偵の証明の続編。蜜柑が曰く付きの人々と一緒に密室用建造物に閉じ込められて、謎を解く。ハードボイルド感を漂わせていた前作の主人公・屋敷は話にしか出てこなかった。
大まかなプロットは一緒ですね。現地で大小様々な謎を解く。後日、大きな謎を解く。後日のやつは、蛇足という感じもするが、このシリーズのスタイルなんでしょう。シリーズと言っても次の3作目が最後みたいですが。
3作目も読む予定ではいます。そのくらいの面白さはあったと思うので。
名探偵の証明の続編。蜜柑が曰く付きの人々と一緒に密室用建造物に閉じ込められて、謎を解く。ハードボイルド感を漂わせていた前作の主人公・屋敷は話にしか出てこなかった。
大まかなプロットは一緒ですね。現地で大小様々な謎を解く。後日、大きな謎を解く。後日のやつは、蛇足という感じもするが、このシリーズのスタイルなんでしょう。シリーズと言っても次の3作目が最後みたいですが。
3作目も読む予定ではいます。そのくらいの面白さはあったと思うので。
有名人な名探偵が名探偵という職業を意識しながら生きていて、そして世代交代していく。昭和と平成…
大小様々な謎を息をするように解きながら、大きな謎に挑んでいく。圧倒的な勢いで迫る老い、無垢な若い才能への嫉妬と挫折。その先にある再起。無意味なエロシーンは誰得なのか? 挫折の日々に関する描写は上手いと思った。
最大の謎とその謎解きに関しては、ちょっとやりすぎたんじゃないかなと思った。
「名探偵もの」っていうのもちょっと書く側が意識に入れすぎると、違和感が大きくなりすぎるので良くないんじゃないかな。たとえば自分が高位のエンジニアだとして、「名エンジニアです」と名乗るかというと? スポーツ選手だったとして、「どうも私が名選手の〇〇です」と名乗るかというと?? 普通に探偵で、事件を解決すればいいじゃないの。
ハードボイルドもの。刑事と、比較的ありきたりな復讐物語…という構図。舞台となった京都っぽさは出ていない。私も京都周辺の地名に疎いので、なおさらわからん。偽名と本名の対応という謎が特徴か。
読むのに苦痛があったわけではなく、すんなり読めたけど、あんまり心は動かされなかったな。
ハードボイルド・オタク・サスペンス・アクション・ミステリ。それらを融合するとこうなる。
かなり面白かった。登場人物がそれぞれマニアで、喋る言葉が極めて早口。
後味の良さ優先のミステリのアンソロジー本。まあ短編だし割と出来の良いものが多い。謎は暴かれる。人は死なない。
まあちょっと軽すぎたかなー。後味がいいと言っても、大きな印象も残らない。死なないミステリ、しかも悪意が少なめ、なんて。この本の中の一番の悪人はあいつだろうけど、ちゃんと報いを受けて、捕まってるしねー。
姉妹本で、後味が悪いのだけを集めたやつがあるらしい。むしろそっちが先だったとか。ちょっと興味を引かれた。
特殊な舞台設定で探偵が舞う。舞台設定はある種のグロテスクなもので、天使と称される不気味な存在が飛び回り、2人以上殺した人物を地獄の業火で焼き殺すというもの。そこで揺れ動く人々の心理と、起きるはずのない連続殺人事件。探偵が解決に走る。
なかなか良かった。ハードボイルド風に寄ることもありつつ、そこに青臭い正義感も絡んでいく。
傑作ミステリ長編。なかなか良かった。恐ろしい話でもあり。長編で登場人物は多かったが、それぞれが持ち味を出した。謎解きも見事なもので。
本物の男はわざわざライツヴィル出身だなんて明かさないものなのさ。
ライトなパロディ推理小説。密室殺人事件にフォーカス。だいたい無理があるのに、押し通しているこの感じ。
それぞれトリックと裏があって悪くないけど、元ネタを知らないので…知ってればもっと楽しめたかもしれないな、と思ってしまう。
こういう短編集のいいところは、寝る前に1編ずつ読んでくと1週間持つというところかなー。長編一気読みとかだと疲れちゃうケースに、ちょうどいい感じね。内容も文章も重厚じゃないので、軽い気持ちで読み始めて読み終われる…疲れないで済む。
不自然な設定、張り巡らされた謎、名探偵、そして一筋縄では行かない謎めいた登場人物たち、最後のどんでん返し。これだよね。絵に描いたような現代日本の推理小説。楽しかったです。
まあ、それ以上語ることはあんまり、ないかなー。推理小説においては感想をネタバレなしで書くのが難しいわけよ。
壮大な映像と痛快アクションが入り混じった話題作。