Skip to main content

山椒の実

Category: Kawasaki

地域批評シリーズ5 これでいいのか川崎市 (岡島慎二)

雑誌の連載かなんかですかね。それをまとめた本か。テンポの良い言葉で地域ネタを並べていく。なんかこういうテンポの文章をずっと読んでると、自分がバカになっていく気がする。せっかく読むなら、もうちょっと重厚なやつがいいなあ。 内容はまあ、数年前の川崎市についてのあれこれ。書いているのが地元民じゃないとすれば、割と詳しく調べているなあと思った。自分は川崎市中原区に20年以上住んでいるけど、百合ヶ丘と新百合ヶ

殺人都市川崎 (浦賀和宏)

川崎を舞台にしたミステリ。この本だけは絶対に許さん!! 違和感だらけのパートと、少し現実っぽいパートが織り交ぜられて物語は進む…んだけど、やっぱりこの本はどうしても許せないw 『ルポ川崎』の時は現実だから良かったけど、これはさすがに、ないなと思った。 どう収拾つけるのか不安を感じながらの読書だったけど、このオチもどうなんだ…よく出版したなこんなの。

ルポ 川崎 (磯部涼)

川崎南部の音楽シーン、特にBAD HOPていうヒップホップクルーを中心に、音楽ライターが描く川崎。川崎南部独特の空気ね。産業道路の向こう側とか…それで通じますか。まーそれでも川崎のほんの一部でしかないんだけどね。 確かに、北部だとオザケンだからなぁ。まー南部でも東山さん(ジャニーズ!)とかだっていたんだがぁ? 私の住む中原区は南部(危ないほう)に属する。南部の前線として、隣の高津区と抗争を繰り広げてきた

スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街: スポーツでこの国を変えるために (天野 春果)

川崎のプロモーションの中核を担う天野さんがノーベル文学賞を狙ったこの一冊。「スタ宙」の略称が定着しつつある? まあノーベル賞にはちょっと遠いかな。でも読み応えのある一冊に仕上がっている。フロンターレサポの多くが知っている顔。誰もが一度は見たことがあるんじゃないかな。 以前は欠かさず通っていた等々力やアウェイにもなかなか皆勤賞とは行かなくなってきたし、趣向を凝らした企画を見て回ることも難しくなっているが

カワサキ・キッド(東山紀之)

カワサキ・ディープサウスの話で、少年隊・東山紀之の自伝。「○○ったらない」のような表現を多用して、素直に感動したことを書き連ねる形。けっこうドラマチックな半生だったのね。個々の話が読みやすいし、けっこう面白かった。 彼がディープサウス民とは知りませんでした。しかも桜本のコリアタウンなんてまさにスラム街の中のスラム街。そのへんに死体が転がっているのが日常というイメージ。まあ東京者からすると川崎市自体が