3つの物語が進んでいく。こういうのは最後に出会って一つになるのが王道なのだが、これは時代的・地理的に難しくないか? と思って読み進む。それぞれの物語は絶望的で魅力的で、否応なしに引き込まれる。
どうなるのか。同じ、ミツバチというテーマがある。ミツバチの飼育、そして絶滅による文明の崩壊。受粉を司っていたミツバチがいなくなると農業が崩壊して食糧不足で文明が…という論ね。
物語の上で、中国だけは奴隷労働による人工授粉で乗り切っている。そして奴隷労働者の子供が遭遇した事件が…
3つの物語が進んでいく。こういうのは最後に出会って一つになるのが王道なのだが、これは時代的・地理的に難しくないか? と思って読み進む。それぞれの物語は絶望的で魅力的で、否応なしに引き込まれる。
どうなるのか。同じ、ミツバチというテーマがある。ミツバチの飼育、そして絶滅による文明の崩壊。受粉を司っていたミツバチがいなくなると農業が崩壊して食糧不足で文明が…という論ね。
物語の上で、中国だけは奴隷労働による人工授粉で乗り切っている。そして奴隷労働者の子供が遭遇した事件が…
カラスやキリンの次はバッタだ。この本はバッタ研究に取り憑かれ、サバクトビバッタを求めてモーリタニアで奮闘した研究者の記録。タカ・トラに続いて人類を魅了するその生態。研究を深めて人類を救わんとする若者の前途はいかに。学者を目指したことのある人や、学者の世界を垣間見たことがある人なら、この本は非常に楽しめると思う。そうでない人が読んでも、たぶん楽しいと思う。それだけの情熱がある。たぶんね。
この本で知った知識はそれほど多くはなく、冒険物語としての側面が強いのだが、みなさんバッタとイナゴの違いを知ってますか? 実は日本でバッタと呼ばれている種の多く群生相がないのでイナゴという分類らしい。相変異により集団バーサーカーになるのがバッタであって、そうならないのはイナゴ。学術的にはそうなんですね。へー。
ポスドクの苦しさや、自然を相手にする難しさが伝わってくる。そしてその情熱も。とてもいい本だった。ポスドクとかその辺の、知的レベルが異常に高いのに経済圏では不遇、という状況で書き綴られる文章の時点で、もともとクオリティに優れているんだよね。この本の著者のように冒険に飛び込んでいったんなら、なおさらだよね。まさに瑞玉。
異常臭覚を手にした男が姉を殺した犯人を追う話。セリフが与えられなかったミッキーがかわいそう…まあそこはいいとして、この犬に勝てる異常臭覚ですよ。凄い話だね。しかもこれ実話なんだってね!(←嘘です)
それはそうと、これはかなり良い読書体験だった。設定ですでに勝っている上に、ストーリーや描写も設定負けしていない。