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山椒の実

Category: Games

ファミコンの驚くべき発想力 (松浦健一郎, 司ゆき)

ファミコンについて語る本。ハードの特徴から始まって、そのハードで戦うためのソフトの作り。当然だが、今考えると凄い世界だよね。計算機の技術が進んで、いい世の中になったものだよ。開発者にとっても、利用者にとっても。 内容は昔の計算機に明るくない人でもわかるように書いてある。実際に対象読者に理解できるかどうかは不明だが、変なことは書いてないように思えた。 自分のことを言えば、小学生時代にFamilyBasi

僕らはまだ旅の途中 (NIRU)

ゲーム動画配信の人気ストリーマーNIRUの、ぼんやりとした自分語りの本。 あーごめんなさい、実はこの人の動画は見たことないんです。家族がこの人の動画が好きみたいで、本を買ったのを横から読んだ。なるほど。 特に感動することもないし、説教臭くもない。素直な言葉が素直に並んだ感じ。物議を醸すような内容は皆無で、読んでて全く不快感がない。さすが炎上対策で訓練されてるストリーマーと言ったところか。 素直な感想とし

ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち (吉川徹)

児童精神科医による現代の病? についての解説。あまり知見も確立していない分野であることもあり、いろいろなことが羅列されてとっ散らかった印象。つまみ食いして読むことを前提としているのかも? それでも、大事なことは見えてくる。自分を省みて、考え直させてくれる内容もあった。 最近書かれた本なので、最近の話題にも触れられている。COVID-19の影響であつ森が流行ったとか、そういうの。 自分の子供もゲームは大好き

ソードアートオンライン3-4 フェアリィ・ダンス (川原礫)

終わってなかった、というところから始まる、続編。まーこれ、どーかなー? 内容はまあ、悪くはないかもしれんが、早くもこのシリーズを読み進めるのはやめようかと思い始めている。「通して読んでみようとは思った」なんて書いといたそばからいきなりゴメンだけど。なんつーか、まともな新キャラが美少女だけ、しかも全員主人公に恋心を抱くっていうのがついていけねえなと。そういうのじゃねーんだよな、と。ニーズの違い。シンプ

ソードアートオンライン1-2 アインクラッド (川原礫)

自分が好む犯罪者ドキュメンタリー系の本を小学生の目に触れさせないようにと思って借りた次の本は、ラノベの金字塔。 オンラインゲームの世界に閉じ込められた人々が、脱出を目指して長い戦いを続けるのだが…まあ、これがラノベなんだろうな。1巻は割と楽しめた。設定に引っ張られてたのかな。2巻はちょっとどうかと思えたが、設定の回収で物語を伸ばしたって感じ? それで、戦いを終えた主人公が現実世界に戻ってくる描写がある

勝負論 ウメハラの流儀 (梅原大吾)

数々の伝説に彩られた格ゲーの主人公、先駆者であり思想家でもあるプロゲーマーのウメハラ(Daigo)が世に問う。「勝つこと」とは? そして「勝ち続けること」とは? もし今、就職活動をしていて面接で聞かれたら尊敬する人は「ウメハラ」これ一択ですね。そのくらい、ここ数年で最大の名著でした。スゴい。第1章からすっと腹に落ちてくる。あなたに子供や後輩がいたらこの本を読んでもらいたいと思うでしょう。 やっぱ本物の男

東大卒プロゲーマー (ときど)

格ゲーの達人・プロであるときどがその半生をつづる。先日劇的な優勝を飾ったらしく、話題にもなりました。私は格ゲーは嗜まないんですけど、読んでみた。 なかなか良かった。情熱ね。自分に情熱は足りているか、子供たちはどうだ、と思いを馳せる。ウメハラの本も読みたくなったよ。まあ本人が言うように周りの人に恵まれたというのもあるんだろうけど、この人は能力が高いんだよね。 ある事件で研究者に情熱を持てなくなって大学院

ボクはファミコンが欲しかったのに (岐部 昌幸)

おっさんホイホイ小説かな。昭和の小学生の日常を描く。まあ好き嫌いは別れるかもしれない。私はちょっと居心地が悪いというかなんというか…まあ我々はなんだかんだでファミコン世代だからね。いいよね8ビット時代。著者はこれ、セガ派か。セガ派ってのは曲者が多くてね。大学の同期にもセガが好きなゲーマーで、そのままセガに就職した奴もいたなぁ。いまどうしてんだろ。 今の子はDSか。スマホか。うちはまだ買い与えてません