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山椒の実

Category: Gamble

確率論を信じて世界50か国のカジノで計8億円を稼いだ僕の人生 (野口 健司)

プロのギャンブラーがカードカウンティングを武器に世界のカジノを荒らし回った話。名前と顔を出して著書を出しているからにはもう引退したんだろうと思ったら、そうでもないらしい。 ギャンブラーが一番恐れるのは出禁になること。出禁になると途端に稼げなくなるってわけ。甘いルール設定の賭場はまだ世界中に残っているらしく、ラスベガスみたいな本場では通用しなくなった手法も通用するとか。 前半生もなかなかのものだが、後半

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (井川 意高)

あの100億スッて伝説になった不死身のギャンブラー、大王製紙の会長が書いた懺悔録(?)。懺悔録とは言ってもあんまり反省してない。正直そんなに悪いことしたわけじゃないと本人も思ってるだろうし、実際私も金持ちがギャンブルでスるというのは特段悪いこととは言えないと思うよ。 まあ100億という金額はスッた額で、自身が過半の株式を持つ子会社の余剰資金を借りたカネの総額は85億とかそのくらい。明るみに出た時点で

賭博者 (ドストエフスキー)

文豪・ドストエフスキーの異色作。本人の体験を元に、バクチに狂った人々を描く。書いた経緯がいいよね。バクチ旅行ですってしまい、出版社に泣きついて速攻で書いた(口述筆記)とのこと。さすが俺達のドストエフスキーだよ。そう来なくちゃね。 バクチの描写が良かった。バクチの場面だけは生き生きとしている。それ以外の場面はまあ、普通にドストエフスキーだな。周囲の人物の怪しさもいい。どの人物を取ってみても、まんべんな

賭けマージャンはいくらから捕まるのか? 賭博罪から見えてくる法の考え方と問題点 (津田 岳宏)

この直球タイトル。序盤でタイトルに対する回答がある。実際は検挙されることはほとんどないが、高レートでやると捕まることもある。私の場合はセットで低レート(テンゴのゴットーとか)でしかやったことがないので、捕まるケースではなかったようだな。まあやってた頃は捕まる危険性なんて全く感じていなかった。リャンピン東風戦で捕まった蛭子さんも略式起訴で罰金10万円という処分だったらしい。そもそも悪事じゃないんだよ