食品廃棄の問題に取り組む人の本。いろいろなことがあるんですね。フードバンクの話とか、どういう構造で廃棄が起きるのか、どう改善したか、すべきかと。気づきは多かった。私はあまり知らなかった。家庭からの廃棄も多いという話や、京都の話はずいぶん参考になった。あと教科書の話とかも。
小売店の場合、賞味期限で廃棄されるのではなく、期限よりもかなり前に廃棄される。2/3過ぎたくらいで捨てるんだって。また、賞味期限が日付で書いてあると、製造や流通の関係で1日追い越して納品されたことに気づくと返品してきたりするらしい。それで期限が長いものは月までの表示にするとか、そういう工夫があったらしい。それで、著者はフードバンクっていう、廃棄される食品を引き取って必要な人に配るという活動をしている。