ソフトウェア開発の現場の物語。物語というか、スクラム開発の紹介を物語風にやっていく。ゴールドラットのザ・ゴールのような、と言えばわかりやすいかな。 私も開発者で、スクラム風なやりかたで仕事をしている。スクラムそのものではない。スクラムマスターとプロダクトオーナーがいて。全体的にはなかなかいいものだ。ただ立場としては内製システム開発なので、この本のような受託開発の事例とは異なる面が多いかな。 実際のスク
悪どい企業に迫る本。やばいやつだね。こういう本、割と好きなんですよねー。 むかしネットで読んでた記事もあるんだけど、本になってたのね。 いろんな立場の見方をしながら記述が進んでいくんだけど、全体的に見れば会社のシステムを設計する上で賞罰のバランスを間違えるとこうなる。社員の立場ならそういう場所からは早く逃げたほうがいいだろう。顧客の立場なら? 社員とは近づきすぎないほうがいいだろうな。 まあこの会社の事業
平安京というものに関する研究結果と考察。平安京なんて最初からいらんかったんや! サイズもおかしいしデザインもおかしく使いにくい。フルに完成させることもできず捨てられて今に至る。いろいろとおかしなところはあるみたいですね。朱雀大路の話とか知らなかったな。何も考えずに模倣でデザインすると痛い目に遭うって話だよね。これはもしや、ソフトウェア開発のエンジニアにとっても耳に痛い話? 自分はあまり知識がないもので
国鉄で青函トンネルを掘り、英仏海峡トンネルのアドバイザーも務めたトンネルの第一人者、持田さんが書いたトンネルの本。あまりに淡々と技術的な話を次々に書いていくのだが、それだけでも迫力はあるね。読ませる文章ではないが、中身が純粋に事実の積み重ねだからね。真実は伝説を超える。 前半は就職以来ずっと関わっていた青函トンネルの話。オヤジがお手製で作った潜水艦を使って調査する話とか、水平ボーリングの話とか、いろ