大正時代の代表的なテロリスト、朝日平吾の評伝。とりあえずKとかいう文筆家は誰だか知らんが、死ぬべきである。…というような過激なことを言って本気でやったのが朝日平吾的存在ってことになるのだろうか。
財閥のトップをやってその場で自殺。激しい性格で方々で問題を起こしていた。ソリが合う人がいなかったんだろうね。ただ唯一の友人はいたみたいだし、現代でフォーカスされているような、完全にボッチの孤立でもなかったみたいな感じだよな。行動力はオバケ並み? 同棲したり、遊女と遊び回ったり。激しい弁舌で渋沢栄一に金を出させたり。文章もかなり上手かったようだ。