人文系のマイナー論文で面白いものを紹介する本。芸人さんで、もとはラジオで紹介していたらしい。後日談もあったりして、割と面白かった。こういう趣味もあるんだなあ。
大きな論文誌とかじゃなくて大学の紀要とかからも持ってきていて、かなり雑食でアンテナも広いんじゃないかな。趣味的な研究が多く。それでも最後の湯たんぽコレクターの人の話はすごかった。湯たんぽが欠落した時代があったなんて。
続編も出てるみたいですね。
人文系のマイナー論文で面白いものを紹介する本。芸人さんで、もとはラジオで紹介していたらしい。後日談もあったりして、割と面白かった。こういう趣味もあるんだなあ。
大きな論文誌とかじゃなくて大学の紀要とかからも持ってきていて、かなり雑食でアンテナも広いんじゃないかな。趣味的な研究が多く。それでも最後の湯たんぽコレクターの人の話はすごかった。湯たんぽが欠落した時代があったなんて。
続編も出てるみたいですね。
イランで起きた大使館占拠事件で人質にならなかった6人を国外へ脱出させる作戦を指揮したCIAの大物スパイによる実録本。映画、しかもかなりの名作になってるようですね。なかなかすごかったな。
人質を取る国家…というのがすごい話ではあるんだけどね。どうしてこんなにこじれてしまうのか。それが人類の営み?
中日の大エース、山本昌が現役終盤に出した自伝。この本を出して間もなく引退、というタイミングですね。50歳でプロ野球選手、しかも投手だからな。現役生活32年を中日ドラゴンズに捧げた。すげー。
というわけで、いろいろ書いてあって面白かった。こういう選手の話は、穏やかな気持ちで読めるよね。利き腕の左肘の可動域(が非常に狭い)の話も素直にすごいなと。成功者というのは、誰しも人に感謝して人生を過ごすのだな。
名前と「グレート・ギャツビー」の題名だけ知ってる、昔の有名な作家。
短編集だけど、中ではすごく短い、少年時代の初恋? の相手といい感じにやり取りをした挙句、人違いが分かって拒絶されるやつ(「乗継ぎのための三時間」)が良かったかな。そう来るかー。って。
他のやつはかなりゴニョゴニョ、ナヨナヨしていてイマイチだと思った。しかし、揃いも揃って、誰も幸せにならないのね。そういう作風なんだろうか。
東京大空襲 戦災資料センターね。行きたいと思ったけど、交通の便が悪いんだな。さほど気軽には行けなさそうだが、いずれ行ってみよう。
この本は太平洋戦争末期に日本各地の都市に焼夷弾を落として市街地を焼き尽くすという稀に見る非道な作戦についての物語。理想を追った/現実の問題を解決した、それぞれの指揮官2人を軸にしている。ナパームの開発の話も入っている。それはそれはひどい話。
まーこのひどすぎるやつに勲章送った日本政府もたいがいだが。
ピップの話の続き。連続性には苦心していたけど、あんまりそこはいいんじゃないかな、と思ったな。
900ポンド返すとこまでが結末だと思ったが、そこは省略された。今のレートなら日本円で16万てとこか。そんなもんか。高校生でも、このくらいのネット上のスター選手ならスポンサー案でなんとかなる範囲だろう。
そしてこの後味の悪さよね。現代社会の闇か。関わった人のほとんどが不幸になる。前作もそうだったっけ。作者、ずいぶんやらかしたな~と思ってしまったくらい。推理小説ってどうしてもそうなるけど、ハッピーエンドを志向しても、いいんじゃないかなあと思った。特にこういう青少年向けのやつはさ。
元々は吉田戦車のかわうそのあいつだけど、着ぐるみ界の共通言語として使われるようになって久しいこの言葉。関係ないけど私は吉田戦車を輩出した小学校の隣の小学校に通っていたことがあります。名門! 久しぶりに懐かしくgoogle mapで周辺の様子を見たりしてました。4kmくらいあったと思っていた通学路も、マップで測定したら2.4kmでした。小学生には遠いけどね。いやー懐かしいな。この一面の田んぼ。遠くに見える山並み。
ラドチ世界の別物語。前三部作の後くらいの時系列で、かなり遠方という設定で起きた出来事について。この世界ってどこも血族のつながりを大事にするという設定なんだな。
殺人事件は起きるけど、推理小説成分は少なかったな。まあ、ブレクの物語とはだいぶ離れていて、設定だけそのまま使った別の物語だ。これはこういうものだと思えば、十分楽しめる内容ではある。
共通する登場人物の一人や二人、出て来てもいいと思ったんだけどなー。前作で旅の人みたいな扱いの人物がいなかったから、無理か。
クソコンサルがダメな客をこき下ろすだけの趣味の悪い本だと思って、そういう趣味の悪さも実は嫌いじゃないんだよな、と思って借りたんだけど、意外と悪くない内容だったのでは。
まあでもフワフワしてる感じはしたなあ。あんまり内容が頭に入ってこなかった。SOC(Sense of Coherence)ってのが最近のメンタル系の流行り? なんですかねえ。
昨日と同じ今日がある。今日と同じ明日がある。
それじゃ向上心がないじゃないか! 毎日成長しろよ!! という考えがダメなのか。安心を感じないといかんのか。
三部作。設定が生きる独特な描写。秩序から混沌へ。人称もそうだし、複数の視点がスムーズにつながっていく。最初のうちは読んでいてかなり混乱したけど、慣れてくると癖になる?
かなり広範囲にまたがり、文化的にも多種多様な人間という設定だけども、細かい仕草や礼節の扱い方、声色の違いで感情を伝えたり推測することができるという点は自然ではないんだよな。自然ではないんだけど、自然に感じるように文章が構成されている。そのへんも上手いんだろうな。