不祥事や社会情勢の変化など、大きなイベントが起きたとき、会社の財務諸表ではどのような影響が見られるのか、分析を加える本。財務諸表をちゃんと読めば、表に出る前にヤバい会社が分かることもある。
割と面白かったかな。キャッシュフロー計算書って重要とは言うけど、あんまり見てなかったんだよねーこれまで。今後の株式投資の参考にできるかな。まー勤めてる会社がヤバいかどうかの判定は、できるようになるのかもね。
不祥事や社会情勢の変化など、大きなイベントが起きたとき、会社の財務諸表ではどのような影響が見られるのか、分析を加える本。財務諸表をちゃんと読めば、表に出る前にヤバい会社が分かることもある。
割と面白かったかな。キャッシュフロー計算書って重要とは言うけど、あんまり見てなかったんだよねーこれまで。今後の株式投資の参考にできるかな。まー勤めてる会社がヤバいかどうかの判定は、できるようになるのかもね。
ハイパフォーマーの強者が鬱を患った、そして夫への惚気を交えた記録。文章の勢いがいい。ここまで勢いのいいやつでもなるんだな、鬱って。なるほど、そういうものなのか。トム・ハンクスの小説のMダッシュシリーズに出てきた女友達がそうなったようなものか。
かく言う自分も、精神的な不安定さはあるんですが、とりたてて不安定でなくても、なるもんなんですねえ。人体の不思議よ。まるで宇宙だ。
それを薬で軽減することができる、というのも割とすごい話ではあるよね。人類、どこまで行ってしまうのか? 置いてかないで〜
古典SFの短編集。名作と言われている。実際凄いな。今読んでも、普通に優秀なSFとして読める。これが1941年に書かれたという事実。戦前!? かろうじて江戸時代ではない…それは言い過ぎとしても、真珠湾攻撃の年だよねえ。なんとも驚異的だ。
今宵は百万年に一度おお、と歌い出すあの曲も、この古典名作がベースにあるんだねえ。
この作品は名作だけあっていろんな短編集に含まれていたり長編に書き直されたりしているようだが、私が読んだのはグーテンベルク21のやつで、クリスマスとタイムマシンの短編も含まれていた。タイムマシンのやつ(赤い女王のレース)はかなり良かった。王道叙述トリックホラー的な。
溝の口推理小説三部作の2-3作目。
キャンプや運動会を経て、ついに川崎駅にまで進出した2作目、栃木だか茨城だかの別荘まで行った3作目。活動範囲を広げてますが、これ溝の口系ですよねえ。その原点を忘れちゃいけないと思います。まー終盤はだいぶ溝の口でしたが。凶悪犯罪都市…おそろしや〜
あとは、ラストのそのあとのことなんだけどさ、この溝の口の豪邸はどうなるのかな。どうしても気になってしまう。帰ってくる気があるなら、便利屋に頼んで手入れしつつ維持するという手もあるんだけど、常識的に考えれば、何らかの処分をするのではないか。
これぞミステリ。加賀恭一郎シリーズ。いいねえ。作者もよく書けたと満足していることだろう。
登場人物は多かったけど、徐々にキャラも明確になっていって、それぞれの闇がそれぞれ明るみに出て、事件は解決する。榊刑事課長がいい味を出していた。そのラスト、関係者はそれぞれの道へ。なぜか読後感がいい。こんなに死んでるのに。特別ハッピーエンドでもないのに。
南武線ミステリ。そんなジャンルがあるんだ。設定はなかなか現実離れしているが。あの辺は豪邸ないよそんなに。中原や小杉の方が多い。
まーでも以前は中原の方が豪邸率は高かったけど、中原も代替わりで土地を分割して小さい分譲住宅に分けて売っちゃったり集合住宅にするケースが増えて、豪邸少なくなっちゃったよね最近は。だから小杉や中原も豪邸率に関しては溝ノ口や新城とどっこいどっこいになったかもしれないな。
それはそうと、内容は割と楽しかった。殺人事件は起きるけど、気楽に読めていいだろう。しかし、ノクチ違いのトリックはありえないよな…他もそうかw いろいろとありえないネタが。それも含めて楽しめたよ。
トム・ハンクスが著者じゃなければ手に取らなかっただろうし、トム・ハンクスが著者じゃなければ読んだとしても「読んだ」くらいの感想しか書けなかったかもしれない。
とにかく、短編小説集だ。出来は悪くない。特別ではないが、凡庸でもないな。こういうのが困るんだよな。トム・ハンクスなら、もっと下手でも許されるのに。必要以上に著名な人物で、無駄に上手いというのが。なんていうんだろう、むかし米津玄師がLoserを出したときに、なにこれダンスが無駄に上手い…みたいな感じ。君はそこまで上手い必要はないだろう。
スポーツに関するコラムを集めて本にしたもの。いろんなところからかき集めてきた感じかな? 系統だっているわけではなく、内容もあんまり統一感はないかなあ。同じ話が何度も出てくるのはちょっとイラッとするよね。あちこちで同じコラム書いたのはわかるけど…編集しろ。
書評が続くところは良かったな。時代性もあって、東京オリンピックが延期になる前に本になったみたいで、そういう感じの話題も多かった。
全体的には、スポーツは文化である、というそれだけの話で、現代では常識とも言える内容。序盤は語源がどうの…とかいう話が続いたので、そういう言葉遊びから成り立ちを論じ続けるのかなと思って期待したけど、あんまりそういう感じでもなかったんだよな。
朝が好きな女性が主人公の小説。こんな現実感がない浮世離れしたやつにどうやったら感情移入できるんだろうか。
不意に始まる早朝から人数の読めない食事会、しかも薪や炭で作るなんて地獄のようなシチュエーションで無邪気に楽しむ描写を見て、私は何を思えばいいのか…これシャケ足りるわけねーじゃん? コメは、パンはこの人数に足りるくらい持参したのか? まさに化け物級だ。しかも、そこからは怒涛の展開。殺人事件も起きるし!
つまりこれ「読んだ」くらいの感想しか書けねえ…異様な世界の異様なセリフがひたすら続いて、恐怖をも覚えた。もしかして、これが異世界転生ものってやつか? そう考えると、結構怖かったな。
新聞の連載で近現代史に関する名著を紹介したものを本にまとめたもの。のっけから全5巻だか6巻だかの長編従軍小説を出してくるのはもう、読ませる気ないだろこの人。そんな時間は残されていないなあ。いや、もっとヒマになればあるいは?
本体の論ではなく書評で、しかも新聞連載でおそらく字数も決まっていたんだろう。1つ1つの紹介は短くまとまっていて、すっきり頭に入ってくる。そこは良かった。
まあ、軽そうなやつはいくつか読んでみるよ。読みたいリストには、何冊か追加された。はける間もなく追加され続けてきた、長大なリストに。