hideの曲にあったなー。花はいつしか毒を吐き出し、嘘を語るだろう。いや、調べるとだいぶ違う歌詞だったな…そんな、視界ゼロの海に出るかのような冒頭から、引き込まれてゆく。騙し合い、推理、各階層での生存を賭けた戦い、そしてド迫力アクション。まるで映画だ。
時代設定に影響されながらの進行で、いろいろな思いの渦巻きを感じさせてくれる。
そして、問題の木ですよ、木。こいつヤバいね。おどろおどろしい。こんな植物、どうやって繁殖するんだ、という謎はどうなるんだろう。
hideの曲にあったなー。花はいつしか毒を吐き出し、嘘を語るだろう。いや、調べるとだいぶ違う歌詞だったな…そんな、視界ゼロの海に出るかのような冒頭から、引き込まれてゆく。騙し合い、推理、各階層での生存を賭けた戦い、そしてド迫力アクション。まるで映画だ。
時代設定に影響されながらの進行で、いろいろな思いの渦巻きを感じさせてくれる。
そして、問題の木ですよ、木。こいつヤバいね。おどろおどろしい。こんな植物、どうやって繁殖するんだ、という謎はどうなるんだろう。
過剰共感をテーマにしたSF。他者への共感が強すぎて自分の感覚と区別がつかなくなる。そこで記憶を再生するビジネスが実用化されたという世界。
記憶や意識に関するSFで、キャラクターの作りもあって突拍子もない設定と思った。あとモンスター討伐的な話はどうかと思ったが、読み進めていくとしっかり書き込まれている優秀なSFだと分かる。社長をはじめとした登場人物のバックグラウンドもアツいし、ビジネスモデルの構築とかの側面もあるのが深みを増しているんだろうな。
マローン弁護士のシリーズ。っつっても今まで読んだことがなかったのだが。酒ばかり飲んでいる、メチャクチャ感のある登場人物群。それなりに謎があって、マローンがしっかり謎を解いていくのだが、ひねりも効いていていい感じ。古典的な秀作と言えるだろう。というわけで割と楽しめた。
登場人物の名前が分かりにくいけどまあ、この種の推理小説として仕方ないのは常のことか。
しかし新婚の奥さんは運転しすぎだ。やめてあげて…
残穢に使われなかった、短い怪談を集めたもの。それぞれ、後味が独特で、余韻が残る。
まあ残穢が凄すぎて残りカスみたいな扱いを受ける可能性もあるんだろうが、ここに収録された怪談も深堀りしていけば底なしの闇に囚われるのかもしれない。
容疑者探偵の話が良かったな。深いような、深くないような。広島の話も綺麗な話ではあった。
タイトルの物理学ジョークはFedora18のコードネームにもなっていたことを思い出す。あれも10年以上前なのか。時の経つのは早いもので。今やredhat系はずいぶん減って、debian/ubuntu系ばかりになってしまった。rpm/yum(dnf)の方がdeb/aptより好きだったんだけどな。それはともかく。
タイトル作の牛球もそうだけど、リアリティのある導入部からの、流れるようなトンデモ展開。私はかなり好きで、これはクセになるかもしれない。
「トロッコ問題おじさん」と呼ばれる可能性があった著名な教授による本。かなり話題になっていた。
学歴面でもそうだが、宗教的価値観というか。この人が引き合いに出すのはキリスト教だけど、我々も因果応報とか、そういう言い方がある。良いor悪い偶然をそれまでの行いと関連付けて評価することの是非。実際はランダムな偶然に過ぎない。偶然の勝者が正義を称して優越に浸るための理論。理論通りのような優越感。それが問題になる。謙虚であれ、と。
「10戒」のノックスですね。古典的名作ということで、読んでみようと思った。今まで読んでこなかった、著名作家。読んでみると、割とふざけた話なんですね。ノックスってこういうのが好きなのか。とにかくセリフが長い。
冒険あり、勘違いあり、時刻表のトリックあり、暗黒日記あり、カーチェイスあり、ドロドロの愛憎劇あり、宗教論ありと多くの要素をはらんだ作品だった。登場人物も多すぎず、程よい謎、現代的でもあり、古典的でもある。改めて並べ上げていくと側面が多いな。
タイトルで勝確の時代劇。時代劇っつーか、まあ時代劇か。時代設定があるようなないような劇ね。冒頭で殺害された罪なき民草に涙を禁じ得ない。そのラストは美しい。
不思議に引き込まれる支離滅裂なセリフ。意味が分からないが一字一句読めてしまうリズム。書くも狂気、読むも狂気? といった様相だった。ここまでやっちゃうと映像化は無理だよな。…と思ったら映画化されていた。ちょっと頭おかしいね。
異国情緒にあふれたニューヨークの日本で起きた事件を解決していく推理小説。日本っぽさがあらわれている。なかなかの解像度だ。途中で評価がガタ落ちする人物が悲しいな。途中まですごくいい人が…化け物扱いかよ。少ない手がかりであやふやな推理を当てていくクイーン氏。
ヒロインは幸せでありながら、かわいそうな感じになったよねえ。その辺の二面性も読む人と感傷的にさせてくれる。
川崎にある県立図書館で社史を集めている。その話。どこで読んだんだったかな。まあ、場所は知ってるんだけど、県立図書館は収蔵する本が自分向けとは思えないラインナップなので貸出カードも作っていない。社史ねえ。これは面白くも役に立つ活動だと思った。こういうのが公立の施設のあるべき姿なんだよ。
社史編纂室なんて、左遷の代名詞? みたいな勝手な印象も受ける文字列ではある…んだけど、会社のことを歴史に残す活動には重要性もある。