センダイガールズプロレスリング社長のレスラーが、これまでの歩みをつづった本。勢いがあって良かった。夢を追い、現実で戦った、激動の人生。失敗と気づき、そして成長。爽やかな振り返り。輝ける主人公は、こういう人間でないと。
成長の過程で傷つけてダメにした相手もいたんだろうけど、こうやって実績を積んで経験を還元できるのはいいことだよね。
センダイガールズプロレスリング社長のレスラーが、これまでの歩みをつづった本。勢いがあって良かった。夢を追い、現実で戦った、激動の人生。失敗と気づき、そして成長。爽やかな振り返り。輝ける主人公は、こういう人間でないと。
成長の過程で傷つけてダメにした相手もいたんだろうけど、こうやって実績を積んで経験を還元できるのはいいことだよね。
中日の大エース、山本昌が現役終盤に出した自伝。この本を出して間もなく引退、というタイミングですね。50歳でプロ野球選手、しかも投手だからな。現役生活32年を中日ドラゴンズに捧げた。すげー。
というわけで、いろいろ書いてあって面白かった。こういう選手の話は、穏やかな気持ちで読めるよね。利き腕の左肘の可動域(が非常に狭い)の話も素直にすごいなと。成功者というのは、誰しも人に感謝して人生を過ごすのだな。
現在の米国大統領が、苦難を受けた経験と出馬を断念した(ヒラリーが民主党の候補になって、本戦でトランプに負けた)経緯を記した本。かなり良く書けている。まあ自分の実績自慢もあり、家族自慢もある普通の政治家の本という面もあるわけだが、悲劇の人だから山場はすごいことになっている。
それで、序盤から、えー、こいつが死ぬのかよ、と思って気が重かったが、最後まで読んだ。
エルトン・ジョンのくだりと、ウェイ・タン・リューのあたりはとりわけヤバかったな。泣ける。あとは、オバマ(大統領)の熱さ。なかなかできない。
お笑い芸人の自伝的小説。今般の詐欺で捕まったやつ関係で名前が出てきた。内容はかなり凄い。北海道なまらやばい(?)
淡々とリアルな描写が脈絡も薄めで続いていく。この経験でお笑い芸人に行くのか…芸能人の自伝は何冊か読んできたけど、かなり上のランクに入るねこれは。
麻雀プロの自伝的小説。四暗刻の人ですね。本田がトップを取って宣伝するとなったときに、その時点でタイトルしか読んでいなかった(?)やつ。理工学部から社会人になりOLをやっている麻雀打ちが競技プロになり、ちょうど発足したMリーグのドラフトにかかって活躍する。
活躍と言っても雷電だから、チーム自体は弱いんだけどね。黒沢自体は雷電のエース的存在だからなー。
一部の団体名を除いて名前は変えてあるし脚色も多いんだろうけど、かなり自身の過去を反映したものになっているみたいな感じでした。
新聞記者が、妻の精神障害に関して奮闘した記録。すげえ話。ウルトラハードモード? よくやったなあ。壮絶で、ホントよく仕事続けられたよなーと思った。休職もしているみたいだが。中学まで空手をやっていただけあって、その基礎メンタルもフィジカルも強く、能力は高い。その男が巻き込まれた形で適応障害になりながらも、妻をどうにか救おうとする。
とりあえず凄すぎて自分の理解をあっさり超えてしまった。こういう人生を送る人もいるんだな。しかも、出世街道を進む、日本の新聞記者が。救いの見えない道を歩き、黒より暗いその道の中に救いを見出していく。
明治・大正の時期に活躍した農林系の大人物が自分の財産形成を振り返って一般論に落とし込んだ本。割と名著ですね。
基本はしっかりしている。「給料の一部を使わずに生活を続けていれば金は貯まる」。ここまでは誰でも実現できる話。そのはず。その上で、貯まったら分散投資していく。そこでリスクとリターンの見合いを推し量る力量は必要になる。
仕事を趣味にしろ、みたいな話が根底にある。決して仕事をしないで遊んで暮らそうとか、仕事が大事でカネはどうでもいい、ではない。楽しめる仕事をしながらカネも貯めようよと。で、生涯勉強ね。まあそんだけではないんだけど、知的好奇心の探求、物質的な満足。それは理想の人生だ。最後はスッパリと匿名寄付してしまうのもカッコいい。
二階堂亜樹の自伝? 的な映画。悪いおじさんも出てくる。元は漫画か何かなのかな? 本人もチョイ役のセリフありで出てましたね。最近はMリーグ見てるので、ちょうど二階堂姉妹の映画ということで、見てみたわけだ。
どうしても、競技のある映画だとこうなっちゃうんだよな、という感じだった。説明せずには流せないので。連続ドラマとかだったらもうちょっと…無理か。
私が雀荘に出入りしていたのは20年以上前の、学生時代です。まあ同級生とセットで入って遊んでいただけですが、当時はしばらく打ってるとタバコ臭くなってねえ。セットの4人は誰も吸わなくても、周りがどうしても煙いので。それで、吸わない人がタバコ臭くなって出てくるので、家に帰ったり大学戻ったりすると、麻雀やってたのがバレるっていうね。この映画でも雀荘ではみんなタバコ吸ってる描写。今は禁煙になってる店が多いのかな?
明治の自由民権運動の思想家の人の伝記。社会の教科書に出てくるような名前の人ではあるが、名前じゃなくて事績に注目して欲しいため、匿名になっている。ただし図書館によるタグづけは無慈悲だった。隠したいわけではなくて、邪魔になるから書かないことにした、という話なので、ネタバレと言うほどのことではないか。
文章は子供向けだが読み応えはある。濃い人生を送ってたんだなあ。
なかなかに興味深いものがあった。当時の空気みたいなのが感じられる。一筋縄では行かない、日本の民主主義の成り立ち。歴史の裏側みたいなね。表の歴史はなんとなく学習してきたんだけど、こういう人物の歴史の方が面白いもので。史記の列伝みたいな。
ジョコビッチの伝記。まだトップ選手…それもトップオブトップな選手なので、伝記には早い気もしたが。
5歳の頃からプロフェッショナルで、空爆の下で命をつないで練習を重ねたピザ屋の息子にして小麦粉アレルギー保持者。食事を改善するまでキャリアの序盤では棄権や故障が多かったらしい。そういうあれこれを考えると、先日のオーストラリア入国におけるトラブルはまあ、しょうがなかったんだろうなと思える。科学的にも論理的にも、考えさせられるところのある事件だったと感じた。