自然科学者の冒険記。まあ、あのダーウィンだ。誰もが知っている。今から約200年前の話。地図を見ながら読むといいと思う。フエゴ島とか、マゼラン海峡とか、知っているようで全然知らなかったからな。
自然物に対する観察は当然あるし、奴隷制に関する記述もあり、人や国や制度に関する観察もしていたことがわかる。この全てに、後の大研究につながる発見や考察が多くあるんだな。何度か体調を崩しながらの旅になった。大地震と津波も経験している。そこでも、観察と考察。学識の高さを感じさせるが、これ当時20とかそこそこの若者だったらしい。すごい。傑物だ。